自動車を購入する場合の自動車ローンを組む時、キャッシングしていると審査に通り難いという事を聞きます。本当に自動車ローンにキャッシングが影響するのでしょうか。こちらでは自動車ローンとキャッシングの関係についてお話ししています。
自動車ローンにキャッシングが何故影響するといわれるのか、自動車ローンを無事通過する為にはどうすれば良いのかなど、審査に受かる為のポイントも挙げています。自動車ローンを検討されているのなら、ぜひ参考にして下さいね。
(こちらもご参考に→マイカーローン審査で不利にならないためには?)
カードローンやクレジットカードでのキャッシングを利用している人は大勢います。そのキャッシングがマイカーローンに影響するとしたら、今から自動車購入を検討している人にとっては気になる所ですよね。
キャッシングが自動車ローンにどのように影響するのか、キャッシングをしていると自動車ローンに受からないのは本当なのかを確認していきましょう。
少し前まではカードローンでの借入実績があると、大型ローンの住宅ローンや自動車ローンを組む時にかなり大きな影響をあたえていました。カードローンの借入があると大型ローンの審査には通らないと考えられるのはその為です。
ところが現在ではカードローンは銀行でも多く利用されており、大型ローンを組む銀行でもカードローンを扱っているところがほとんどです。カードローンを利用しているから住宅ローンやマイカーローンに落ちたというのは、最近ではまず無いといって良いのではないでしょうか。
ただ、毎月の返済額が大きい場合には、返済比率が大きくなり、それが影響して自動車ローンの審査に落ちるということがあるのは事実です。
返済比率に関しては後の項目で詳しくお話ししますが、カードローンを利用していること自体が自動車ローンに影響するとは言えないでしょう。
キャッシングしていることで直接自動車ローンを組む時に影響するとすれば、それはそのキャッシングの利用状況によるのではないでしょうか。
上記のような利用の仕方をしていると、信用面での不安から自動車ローンの審査に通らないことが多いです。自動車ローンだけでなく、どのようなローンの場合でも信用できるかどうかは、審査基準の大きなポイントとなりますよ。
自動車の購入を決めたら、ほとんどの人は自動車ローンを利用しますよね。マイカーローン審査に通るかどうかが心配だけど、ディーラーのローンよりも金利の低い銀行のマイカーローンを検討される人も多いでしょう。自動車ローンの審査をクリアする為のポイントをお話ししましょう。
まずどのようなローンであっても、金融事故の履歴がある場合は審査には通らないと考えて下さい。金融事故とは自己破産や任意整理、長期延滞などカードローンだけでなく、金融関係全般での取引においてのトラブルをいいます。その履歴は5年から10年消えないのです。
勤務先が大企業であれば、もちろん審査には有利ですが、たとえ中小企業であっても、勤続年数が長い顧客は返済能力の点では優位といえます。反対に大企業であっても3ヵ月未満では審査には受かりにくいのです。最低でも1年以上、できれば3年以上勤続して申し込むことが望ましいです。
収入面では月々の収入が安定していることが挙げられます。年収では高額でも、月によって多い時と少ない時の差がはげしい勤務先は敬遠されがちなのです。
キャッシングの利用状況については前の項目で少しふれましたが、自動車購入額はかなり高額です。
キャッシングの金額が大きくて、月々の返済額が大きいとその上に自動車のローンの返済は無理との判断をされかねません。
また遅延や延滞があると、信用実績にも問題有りと見なされます。
もちろん毎月きちんと返済し、しっかりと随時返済なども行っている場合、これは審査に良い影響を与えることにもなりますよ。カードローンキャッシングをしている銀行で自動車ローンを申込むというのは審査を優位に進める為には良いのではないでしょうか。
カードローンを利用していても、しっかりと毎月遅延なしに返済し、時には随時返済を行っているような場合は、審査に良い結果をもたらすこともあるのです。
自動車ローンの審査をクリアする為のポイントについてお話ししましたが、その自動車購入金額と返済額にはどのような関係があるのでしょうか。ここで返済比率についてお話ししましょう。
大型ローンの場合は年収に対しての返済額の比率が大きく融資の可否にかかわってきます。
申込み者の年収に対して総合計でいくらの返済なら大丈夫なのか、どのくらいまで融資できるのかという事です。
返済比率とはローンやキャッシングの返済金額が年収に対してどのくらいの割合かを計算して出したものです。
例えば300万円の年収の人が自動車ローンに申込む時、150万円の購入金額を5年で返済するなら、約27,000円が毎月の返済額となります。年間324,000円ですね。
通常自動車ローンの許容範囲といわれる返済比率は25%~35%です。10.8%なら楽々クリア…と言いたいところですが、この返済の中には住宅ローンやキャッシングローンも含まれるのです。もしも毎月6万円の住宅ローンを返済していたら、その返済比率は変わってきます。
返済比率は許容範囲ぎりぎりです。その上にキャッシングでの返済が1万円あったなら、返済比率は39%近くなります。その結果収入に占める返済額が多すぎると見なされ融資を見合わせるということになってしまいます。
このように自動車ローンであっても自動車の購入金額の返済のみでなく、すべての返済額に審査の可否が左右されるのです。これがキャッシングがもたらす最も大きな審査に与える影響といえるのではないでしょうか。ただキャッシングをしているという事ではなく、その返済額がかかわってくるという事ですね。
もしも返済比率が高すぎるのであれば、キャッシング分は一括で返済してしまう、または頭金を多めに入れて、自動車の購入金額…借入額を抑えることが審査をクリアする結果となる場合もあります。返済比率は簡単に計算できるので、希望の自動車購入額の返済シミュレーションで返済額を確認した上で割り出してみて下さいね。
返済シミュレーションで大まかな月の返済額を計算し、総返済額で年収に対する返済比率を確認する必要がありますね。
自動車ローンの審査にキャッシングがどのように影響するのか、ということも含めて、自動車ローンの審査についてお話ししてきました。少し前までは大型ローンである自動車ローンに申込むのなら、カードローンやキャッシングはカードを持っているだけでNGという時代が確かにありました。
大型ローンはとにかくお金を借りている人には融資しないという風潮があったのも事実です。
でも今はカードローンやクレジットカードのキャッシングは一種のステータスと考えられるようになってきました。それを所有しているだけで審査に不利ということは無いのではないでしょうか。
前の項目でお話ししたように、そのキャッシングによって返済比率が高くなり、許容範囲を超えてしまった場合はやはり審査に影響を与えます。そしてそれは万が一審査をクリアできたとしても、毎月の返済に追われる結果となってしまいます。
ゆとりを持って、カーライフを楽しめるように、しっかりと返済シミュレーションをし、無理のない金額の車を購入するようにするのも一つの手です。年収に合わせて、購入可能な自動車を検討されることをお奨めします。
【参考ページはこちら】
キャッシングがあると車のローンは借りられない?
ただ、返済に遅延や延滞があった場合、もちろん審査は通り難くなります。そして高額の借入があり、返済額が多い場合は返済比率が高くなり、審査に影響を与えます。しっかりと確認する必要がありますよ。
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返済額が多くなれば、それだけそれ以上は返済することが難しいと判断され、自動車ローンの融資は否決されます。