車を購入する時には、車ローンを使いますよね。もちろん現金で買うという人もいますが、たいていの人は車ローンを利用しています。
けれど、車ローンは審査が厳しいです。特に他にもローンを組んでいると審査に通るのは難しくなってしまいます。他のローンと言えば、住宅ローンなどの大きな金額のモノからキャッシングローンなどの生活費程度の金額のモノまであります。
住宅ローンのような高額なローンは返済に支障をきたす可能性がありますが、キャッシングは小額なローンです。そこで、ここではホントに「キャッシングがあると借りられない」のか、マイカーローンで借りるコツを見ていきますよ。
キャッシングと言えば、消費者金融や銀行カードローンなどでお金を借りるコトですね。インターネットや電話ですぐに申し込みができるので、お金が足りない時に申し込む人も多いです。
上記の流れとなっているところが多く、お金が足りない時にすぐに借りられるのが魅力ですね。安定した収入があれば、アルバイト・パート・主婦・学生でも借りることができるので、まさに気軽に借りられて便利なモノと言えます。
(こちらもご参考に→キャッシングの審査基準を満たす職業とは)
けれど、小額なキャッシングであってもお金を借りることには変わりありません。そのため車ローンの審査には少なからず影響することになります。
既にキャッシングは少なからず車ローンの審査に影響することを述べましたが、それでは車ローンに通るにはどうしたら良いのかを見ていきましょう。
車ローンは借入金額が高額で、返済期間も長くなってしまいます。そのため審査に通るには、継続して安定した収入が必要となります。ポイントは以下の3点ですね。
勤務先は公務員→大手企業→中小企業の順に安定した職業と見なされます。しかし、中小企業であっても勤続年数が長ければ安定した収入と見なされるため、中小企業だから審査に落ちるということはありませんよ。
年収はマイカーローンの場合では、200万円以上としているところが多く、勤続年数も1年以上としているところが多いです。
金融機関名 | 前年度税込年収 | 勤続年数 |
---|---|---|
JAバンク | 200万円以上 | 1年以上 |
三井住友銀行 | 200万円以上 | – |
イオン銀行 | 200万円以上 | – |
上記の3社を見てみると、勤続年数を具体的に出しているところはJAバンクのみですね。しかし、三井住友銀行・イオン銀行ともに安定・継続した収入がある方が申込み条件となっていますので、勤続年数は長い方が審査に有利となります。
‹h3›申し込み条件とは‹/h3›
申し込み条件とは、ローンに申し込む時に満たさなければならない条件となります。そのため、商品詳細などをチェックして、必ず満たしてから申し込む必要があるのです。例えば、JAバンクでは申し込み条件は以下になっています。
これら全ての条件を満たす場合は、申込可能なのです。また、車ローンに申し込む場合は、使いみちも限定されていますので、以下に該当する場合のみ借入れが可能ですよ。
車の購入以外にも、免許取得や修理費等、車に関する様々な用途に使うことができますね。こういった申し込み条件や使用目的は、金融機関ごとに異なりますので、自分の利用しようと思う金融機関の詳細を必ずチェックする必要がありますよ。
‹h3›金利もお得!‹/h3›
車ローンでは、車に関するローンにしか使えない事を説明しましたが、使用目的が限定されている分だけ、金利は低くなっているところが多いです。例えば三井住友銀行の金利は以下になっています。
三井住友銀行 | 金利 |
---|---|
マイカーローン | 年4.475% |
カードローン | 年4.0%~14.5% |
最低金利はカードローンの方が低いので、カードローンの方がお得なのかと言えば、カードローンでは、700万円超800万円以下で年4.0%~4.5%の適用となります。マイカーローンの借入れは300万円までとなっていますので、300万円までの金利で比べると、年8.0%~14.5%となります。
そのため三井住友銀行のマイカーローンでは、カードローンの半分以下の金利でキャッシングすることができるのです。
‹h3›保証人不要!‹/h3›
カードローンでは保証人不要となっていますが、車ローンでも保証人不要となっています。
金融機関 | 保証人 |
---|---|
JAバンク | 不要(各JA所定の保証機関が保証) |
三井住友銀行 | 不要(SMBCコンシューマーファイナンス株式会社が保証) |
イオン銀行 | 不要(オリックス・クレジット株式会社が保証) |
いずれもカードローン同様に保証会社の保証を受けることで、保証人を探す必要が無いので、手間が省けますね。ただし、保証会社の保証を必ず受けなければならないので、保証会社の審査に通らなければ、車ローンの審査にも通りません。
‹h3›車ローン審査には他のローンも影響‹/h3›
他にも、他のローンの有無や過去の返済履歴も重要となっています。他のローンとは下図の様々なローンを指します。
マイカーローンに申し込みをする時には、これら全てのローンが審査対象となります。過去に延滞や債務整理は無いかといった返済履歴も重要な審査対象となりますよ。
借入れした金額はさほど関係なく、収入に対して適正な支出の管理が出来ているかがポイントとなります。
勤務先は安定した収入が望める公務員や大手企業が有利となりますが、中小企業でも勤続年数が長ければ安定した収入と見なされます。
商品自体に年収や勤続年数の制限がある場合もありますので、借りようとする商品の詳細もチェックしておく必要があるのです。
また、他のローンの返済状況等も審査対象となりますので、過去の借入と合わせて返済可能な金額での申し込みが重要となります。
カードローンなどのローンでお馴染みの信用情報機関ですが、マイカーローンでも申し込みがあると信用情報機関へ照会してチェックしています。
そのため、過去の借入れだからバレないと思っていたら危険ですよ。申告した内容と信用情報機関で照会した内容が一致していなければ、申込みした人は信用できない人と判断されてしまい、審査に通りにくくなってしまいますよ。例えば、株式会社日本信用情報機関(JICC)では登録内容を以下のように定めています。
内容 | 期間 |
---|---|
本人を特定するための情報 | 契約内容に関する情報等が登録されている期間 |
契約内容に関する情報 | 契約継続中or完済日から5年を超えない期間 |
返済状況に関する情報 | 契約継続中or完済日から5年を超えない期間 |
取引事実に関する情報 | 5年を超えない期間 |
つまり、現在取引中ではなくても完済日から5年を超えない範囲で過去の情報も記載されているのです。そのため、特に過去5年以内の借入れは注意して申告する必要がありますね。ちなみに契約内容に関する情報では以下の内容が記載されています。
そして、返済状況に関する情報では以下の内容が記載されています。
取引事実に関する情報では以下の内容になります。
返済状況に関する情報で過去の延滞状況が分かりますね。そして、取引事実に関する情報で債務整理などの過去の返済履歴もバッチリ判明します。
万一、過去に延滞や債務整理などのいわゆるブラック情報があるのなら、申し込む前に情報の開示を行っておくと、信用情報機関に情報が残っているのか確認ができます。
(⇒ブラックでもキャッシングはできるの?)
そのため、既に借入れがある件数や総額は申込先にはバレるのです。
現在の借入だけではなく、過去5年間の借入・返済状況が照会できますので、過去の債務整理等も考慮する必要があるのです。
けれど5年経てば、債務整理等の過去の情報は無くなりますので、審査に通りやすくなるのです。
5年経っているのか正確に覚えていない場合は、信用情報機関へ問い合わせて、情報の開示を行うとブラック情報があるか無いかがハッキリ分かります。
ココまで読んで、既にキャッシング経験がある人は「車ローンの審査に通る可能性が低い!」と諦めていませんか?最後に、キャッシング経験ありでも、車ローンに申し込むためにできるコトを紹介しておきます。
まずは車ローンの審査において、キャッシングがどのように影響するのか知っておきましょう。一口にキャッシングと言っても4パターンに分けることができますね。
この場合は、返済状況に問題がないのでマイカーローンに影響するかどうかは、借入残高次第となりますね。
残高が少ないようであれば、先に完済してから申し込みをするとマイカーローンに影響がなくスムーズに借りられる可能性が高くなりますよ。
残高が多いようであれば、マイカーローンの審査に影響します。そのためマイカーローンに申込みをして審査に落ちた場合には、他に原因が思い当たらなければこの借入れが原因と言えますね。
この場合は、返済状況に問題があるので審査に通る可能性は低くなります。繰り返しになりますが、ローンでは返済状況は大変重要です。今まで他社の返済がキチンとできていないため、「申込みをしてきた人は返済日を守れない人」と判断されてしまうのです。
返済日を守れない人にお金を貸す銀行はありません。そのため、審査に通る可能性は低いと言えます。
過去にキャッシングをしていて、既に完済している、そして返済状況に問題がない場合には、マイカーローンの影響は少ないです。ポイントは返済状況に問題がないことですね。過去の借入れで返済をキチンとできたという実績もありますので、この場合はプラスの評価となる可能性も秘めていますよ。
この場合は、返済状況に問題があるので審査に大きく影響します。何度も言いますが、返済状況は審査の決め手となります。それは過去であっても変わりありません。
過去に延滞や債務整理などで返済状況に問題があれば、審査に通りにくくなります。
返済状況に問題がある場合は、信用情報機関の登録が無くなるまでマイカーローンへの申し込みは待ちましょう。登録期間は完済日や債務整理から5年を超えない範囲となっていましたね。
‹h3›クレジットカード利用も審査に影響‹/h3›
クレジットカードの借入・返済状況も信用情報機関に登録されていますので、車ローンを組む時には審査に影響します。
信用情報機関であるCICは、割賦販売法に基づく指定信用情報機関として指定されています。また、貸金業法に基づく指定信用情報機関としても指定を受けていますので、クレジットカードのショッピング枠・キャッシング枠のいずれの情報も保有しています。
また信用情報機関同士は、相互に交流を行い情報の共有を行っていますので、多くの銀行が加盟している全国銀行個人信用情報センターとも情報の共有を行っています。そのため、クレジットカードの利用も、車ローンの審査に影響するのです。クレジットカードの支払いを遅滞していると、審査に通りにくくなりますよ。
気軽に申し込み→借入れができるキャッシングですが、注意をしなければマイカーローンや他のローンの審査に影響してしまうのです。
そのため、車ローンはキャッシングあると借りられないのかと言えば、借入金額や返済状況によっては借りられないのです。
小額の借入れであれば、キャッシングを完済してから申込むとスムーズとなりますよ。
【参考ページはこちら】
車のローン審査で不利にならないためのキャッシング法
これまでにキャッシング経験が無く、初めて車ローンに申し込むのであれば、現在の年収と借入希望額を考慮すれば良いのです。
けれど、過去にキャッシング経験があり、債務整理や延滞等のブラック情報がある場合は、ブラック情報が消えるまで待つ必要があります。
過去にキャッシング経験があるけど、ブラック情報は無く、確実に返済日に返済をしてきて完済している場合は、返済の信用があるため審査に有利となります。
過去にキャッシングをして、現在返済中である場合は、月々の返済額も考慮して車ローンの返済額を考える必要があるのです。
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安定した収入があれば、アルバイト・パートでも借りることができますので、つい借りてしまいますが、小額な借入れであっても、お金を借りると信用情報には情報が載ります。
信用情報機関に情報が載ってしまうと、車ローンの審査にも影響することになるのです。