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貸金専門業者だけじゃない!キャッシングの種類と正しい選び方

キャッシングというと、何を思い浮かべますか?いわゆる消費者金融のような、貸金専門の業者をイメージする方も多いのではないでしょうか?

もちろんそれも間違いではありません。しかし実際には、キャッシングというサービスはかつてのように貸金専門業者だけが取り扱っているものではなくなってきています。

キャッシングのような現金借り入れができるサービスの選択肢は、一昔前に比べると格段に広がってきているのです。
(こちらもご参考に→おすすめのキャッシング会社はこちら

馴染みのない消費者金融だと利用するのに抵抗があるという人でも、もっと身近に似たようなサービスがあるのなら使ってみたいと思うこともあるかもしれません。

ここでは貸金専門業者を含めたキャッシングの種類やそれぞれの違い・特徴など、自分に合った借り入れ先を選ぶのに役立つ情報をご紹介します。

取り扱い業者で分類!3種類のキャッシングとその特徴

キャッシングというと消費者金融のような貸金専門業者の印象が強いですが、実際にはそれ以外にもキャッシングサービスを取り扱っている業者はたくさんあります。

それらを取り扱い業者の種類で分類すると、大きく以下の3種類に分けることができます。

  • 貸金専門業者
  • 銀行カードローン
  • 信販会社

それぞれの特徴を詳しく解説していきましょう。

昔ながらの最大勢力、貸金専門業者の実態

キャッシングというサービスを語るうえで、消費者金融のような貸金専門業者は欠かせない重要な存在です。

そもそも、手続きが煩雑で審査の厳しい銀行の融資に対して、無担保・保証人不要で手軽に個人が借り入れできるサービスとして消費者金融の前身である街金・サラ金と呼ばれる登場したのがキャッシングの始まりです。その歴史はなんと昭和50~60年代までさかのぼることができます。

消費者金融というと、『危ない・怖い』というイメージを持たれがちですが、実際には正規の安全な業者が圧倒的多数を占めています。特に大手消費者金融であれば、普通に利用している分にはまずトラブルや危険なことは起こりえないと考えてよいでしょう。

ただし消費者金融はとにかく数が多く、全国規模でテレビコマーシャルを流しているような大手の業者から1店舗~数店舗の小規模体制で営業している中小消費者金融までその業態も様々です。

したがって、中には違法営業の危険な闇金融と呼ばれる業者が紛れていることもないとは言えません。特に中小消費者金融に関しては、安全な業者かどうかを見極める判断力が必要とされることもあります。

やっぱり安心!銀行カードローンとは

もともとは上でも少し触れたように個人が容易にお金を借りることができない金融機関だったはずの銀行が、貸金専門の消費者金融を後追いする形で始めたのが銀行カードローンです。

普段の生活にかかわりの深い銀行が直接取り扱っているキャッシングサービスなので、安心感や信頼性という点では3つの中でも断トツと言ってよいでしょう。

最近では全国規模のメガバンクから地方の銀行や信用金庫まで、ほとんどの金融機関でカードローンが取り扱われるようになり、選択肢はかなり増えてきています。

ただし顧客のターゲットを限定していない消費者金融と比べて、銀行カードローンはどちらかというと口座やインターネットバンキング、各種ローンなどを利用している既存ユーザーを優遇する傾向があるので、その点は事前によく確認しておくことをおすすめします。

ホームページには口座不要と書いてあっても、実際には申し込み後に口座をつくらなければ借り入れできない…などというケースも珍しくありません。

意外と知らない!?信販会社のキャッシング

意外と知られていないのが、信販会社のキャッシングです。信販会社というのは、いわゆるクレジットカードを取り扱う会社のことです。

実はほとんどのクレジットカードには、通常のショッピングの先払いに利用できるショッピング枠とは別にキャッシング枠として借り入れサービスを付加することができます。

基本的にクレジットカードとキャッシングカードを兼用する形で利用できるため、余分なカードを持つ必要もなく利用明細も1つにまとめられる可能性が高いので、周囲の人に内緒で借りたいという方にもおすすめです。

キャッシングサービスを取り扱っている業者には、貸金専門業者以外にも銀行カードローンや信販会社(クレジットカード会社)があります。

キャッシングの草分け的存在ともいえる貸金専門業者に対して、後発ながら安心感と信頼性が高い銀行カードローン、そしてクレジットカード兼用で内緒で借り入れがしやすい信販会社…というように、3種類のキャッシングサービスにはそれぞれに異なる特徴があります。

お得に借りるならどれ?キャッシングの種類別・金利の違い

キャッシングのような借り入れサービスを利用する際に何よりも気になるのは、やはり金利ですよね。

キャッシングの金利は基本的には業者が任意で設定するものですが、前提として法律で定められた上限金利があるため、それを超える金利設定になることはありません。なお、借り入れ額ごとの法定金利は以下のようになっています。

借り入れ額 上限金利
10万円以下 20%
100万円未満 18%%
100万円以上 15%%

これを踏まえて実際のキャッシングサービスの金利設定を見てみると、種類別に明らかに金利の違いが出ていることがわかります。

3種類のキャッシングの中で最も低金利で利用できるのは銀行カードローンです。だいたい平均で最大金利14.5%前後、地方の信用金庫や労働金庫などはさらにその傾向が顕著で、中には最大8%程度の金利で利用できるところもあります。

その他の2種類、貸金専門業者と信販会社に関しては、だいたい最大金利18%前後が水準になっており、業者ごとの差はそれほどありません。

金利の低さを第一の条件として借り入れ先を選ぶのであれば、銀行カードローンが候補としては有力になってくるでしょう。

金利に関していえば、3種類のキャッシングサービスの中でも最も低金利で利用できるのは銀行カードローンです。

貸金専門業者と信販会社がだいたい最大金利18%程度で並んでいるのに対して、銀行カードローンは平均で14.5%前後、中には最大金利1ケタで利用できるところもあるなど、その差は明確です。

審査が緩いのは!?気になるキャッシングの審査基準

キャッシングのようなサービスに共通の特徴として、利用する際には必ず事前審査があるという点が挙げられます。審査に通らなければどんなに条件の良いキャッシングでも意味がありませんから、審査緩めのサービスをお探しの方も多いですよね。

実はキャッシングの審査基準というのは、種類や個々の業者によってそれほど大きく異なるものではありません。

キャッシングの審査で何よりも重視されるのは、借りたお金を計画通りに完済できる返済能力があるか?ということです。その返済能力を評価する基準の違いが業者ごとの審査の《緩い・厳しい》を決めるポイントになるのです。

例えば正社員で年収〇百万円以上ないと利用できないというところもあれば、月数万円の学生のアルバイトでも審査に通るところもあります。
(⇒審査に通りやすい職業とは?

キャッシングの種類で言うと、銀行カードローンは比較的審査が厳しく、貸金専門業者はやや緩め、信販会社は中間くらいというようにだいたい位置づけることができますが、これはあくまでも傾向でしかありません。

審査の緩さで選ぶならキャッシングの種類にとらわれすぎず個々の業者の評判などを慎重に確認するべきでしょう。

ただしどんなに審査が緩いと言っても、完全に無職・無収入で返済能力がないとみなされる場合や、過去に借り入れに関するトラブルを起こしているようなブラックに当たる場合など明らかに問題がある人が審査に通るキャッシングはないので、その点は注意が必要です。

審査が緩い=どんな悪条件の人でも借り入れができるということではありません。

専業主婦が借りれるのはどっち?総量規制に要注意!

一概に銀行カードローンが審査が厳しく、貸金専門業者が審査が緩いと言い切れないのには、総量規制との兼ね合いもあります。

総量規制とは…
個人のキャッシングのような借り入れサービスでの借り入れ合計額の上限を本人の年収の3分の1までと制限する仕組みのこと。貸金業法の中に定められている。

この総量規制は、3種類すべてのキャッシングに等しく適用されるわけではありません。というのは、総量規制を含む貸金業法の効力が及ぶ範囲が限られているからです。

貸金業法は基本的に貸金専門業者や信販会社でのキャッシングにのみ適用される法律で、銀行カードローンは対象となりません。銀行カードローンを取り扱う銀行は、銀行法というまた別の法律の規制下に置かれています。

したがって、銀行カードローンであれば総量規制とは関係なくお金を借りることが法律上は可能になります。

とは言え、銀行カードローンなら誰でも年収の3分の1を超える借り入れができるか?と言えば、固有の審査基準もあるのでなかなか難しいのが実情です。

しかし、明らかに総量規制対象外の恩恵を受けられる存在があります。それは専業主婦です。

専業主婦は本人に収入がないため、総量規制の対象となるキャッシングサービスでは原則としてお金を借りることはできず、申し込みすら受け付けていないところが大半ですが、銀行カードローンでは配偶者に安定した収入がある専業主婦の利用を可としているところが少なからず見つかります。

専業主婦がキャッシングサービスでお金を借りようと考えるのであれば、借り入れ先の選択肢は銀行カードローン一択になるでしょう。

キャッシングの審査では本人の返済能力の評価が最も重要な審査基準になります。

種類別にみると、銀行カードローン≧信販会社≧貸金専門業者の順で審査が緩くなる傾向がありますが、個々の業者の基準によるので一概にこの順列に当てはまるとは言えません。

総量規制との兼ね合いもあるので、貸金専門業者では申し込むこともできない専業主婦が銀行カードローンでは借り入れができるというようなケースもあります。

今日借りたい!スピードで選ぶなら貸金専門業者!?

金利や審査の厳しさはもちろん重要ですが、今日の今日でお金を借りたいという急ぎの時は即日融資でスピード借り入れが可能なキャッシングサービスが最も頼りになります。

即日融資が得意なキャッシングサービスと言えば、やはり筆頭に上がるのは貸金専門業者です。

特に大手の消費者金融は申し込みからカード発行まですべての手続きができる自動契約機を設置しているところが非常に多く、はやければ申し込みから1時間とかからずに借り入れができるようになってしまいます。

銀行カードローンでも最近は即日融資が可能なところが増えてきていますが、その銀行の口座やインターネットバンキングを利用していなければ実質即日融資が受けられなかったりと、上でも少し触れた既存ユーザー優遇の傾向が出やすい部分なので注意が必要です。

手持ちのカードにあれば最速!意外と頼れる信販会社

信販会社のクレジットカードキャッシングでは、場合によっては即日融資の貸金専門業者や銀行カードローンよりもスピーディに借り入れができることもあります。

というのも、クレジットカードのキャッシング枠は最初にカード自体を契約する時に設定することも可能になっています。審査での評価によっては、本人が特別に希望しなくてもキャッシング枠の設定を業者側からすすめられることもあり得るのです。

自分自身が意識しているか否かに関わらず、もし手持ちのクレジットカードにキャッシング枠があれば、新たに申し込みをしたり審査を受けたりといったタイムラグ無しで、必要なタイミングにすぐ利用することができます。

3種類のキャッシングサービスの中でも最速で現金借り入れを実行することができるのです。

ただしクレジットカードに新たにキャッシング枠を設定したり、利用上限額の増額を希望したりする場合には、申し込みから審査という通常の手順を踏むことになるので、数日から1週間程度は時間がかかってしまう可能性があります。

急ぎでお金が必要な時に備えて、貸金専門業者や銀行カードローンに申し込む前に、手持ちのクレジットカードのキャッシング枠の有無と利用上限額を確認しておくことをおすすめします。

申し込んだその日に借り入れができる即日融資を得意とするキャッシングサービスと言えば、貸金専門業者です。

銀行カードローンでも即日融資が可能なところはありますが、既存ユーザーでなければ利用できないことも多く、注意が必要です。

もし手持ちのクレジットカードにすでにキャッシング枠が設定されていれば、新たな手続き無しで最速で利用できるので、一度確認してみることをおすすめします。

自分に合ったキャッシングを見つけるために必要なこととは?

3種類のキャッシングサービスの特徴や違いはおわかりいただけたでしょうか?

キャッシングサービスは一見どれも似たような感じで選びにくい…と思われてしまいがちですが、実は種類や個々の業者によって利用条件・サービスの内容などはかなり異なってきます。

数あるキャッシングの中から自分にぴったりの借り入れ先を見つけるためには、まず何よりも自分が重視すべき条件を把握することです。

例えば100万円を超えるような高額借り入れで返済が長引く見込みが高いのであれば、低金利な銀行カードローンの方がお得に借り入れができる可能性が高いでしょう。しかし、同じ金額でもその日のうちに絶対必要…など事情によっては、即日融資対応ができる貸金専門業者の方が適していることもあるかもしれません。

一般的に人気のあるキャッシング業者が、自分にとってもベストな借り入れ先であるとは限らないのです。ぜひここでご紹介したことを参考にして、あなたにとって最良のキャッシングサービスを見つけてください。

【参考ページはこちら】
キャッシング審査基準を比較!借りやすい業者はここ!

キャッシングサービスには貸金専門業者と銀行カードローン、信販会社の3種類があり、それぞれに金利や審査の厳しさ、融資のスピードなど異なる特徴があります。

3種類のキャッシングの特徴や違いを正しく理解して、自分に必要な条件を満たすベストな借り入れ先を見つけてください。

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