高校を卒業すると交友関係も増えていき、付き合いも増えていきますよね。大学で知り合った方や就職先で知り合った方等、付き合いをしていく上で必要になるのは「お金」です。
また、学生であれば学費や教材費が必要になったり、社会人であればスーツが必要になったり、出費も多く金額も高くなっていきますよね。そんな時にキャッシングができると便利なのですが、未成年者であると借りられないことがあります。
ここでは、未成年ではキャッシングがしにくい理由や十代でも借りられるキャッシング方法を紹介していきますよ。
キャッシングの利用対象を見ると、20歳以上となっているところがほとんどです。実際に大手消費者金融や銀行カードローンの利用対象は20歳以上となっています。
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金融機関 | 利用対象年齢 |
---|---|
アコム | 20歳~69歳まで |
アイフル | 満20歳以上69歳まで |
三菱東京UFJ銀行 | 満20歳以上65歳未満 |
三井住友銀行 | 満20歳以上満69歳以下 |
それでは、なぜ大手カードローンの申し込み可能年齢は20歳以上としているのか、見ていきましょう。実は、法律が関係しているのです。
万一未成年がお金を借りたとしても、親権者が認めていなければ契約を破棄することができるのです。未成年者は金銭感覚が未熟であり、また責任能力も不十分なため、社会に出る前に借金を背負ってしまわないように法的な保護があるのです。
そのため、未成年にお金を貸す時には、親権者の存在が重要となってくるのです。
親権者とは基本的には両親を言いますが、中には母だけであったり、父だけであったり親権者は事情に応じて異なります。また、父母がいない場合は祖父母が親権者となっている場合もあります。
こういった親権者の存在は、未成年者が成人したり結婚したりすると必要としなくなりますので、未成年者ならではの存在となりますね。
つまり未成年者の金銭契約では、キャッシングした後に契約を破棄されないために、両親どちらかの同意が必要となるのです。
もちろん、ほとんどの金融会社では未成年者のキャッシングを認めていませんので、同意があったからと言って、必ずしもキャッシングができる訳でもないのです。
未成年者がキャッシングするためには、未成年者を対象としているキャッシング会社を探さなければなりません。そこで、まずは未成年者でも学生であればキャッシング可能としている学生ローンについて紹介します。
学生ローンと一口に言っても、未成年に対応している所と、対応していない所がありますので、事前のチェックが必要です。また、学生とは高校を卒業した大学生・短大生・専門学校生・大学院生等を言いますよ。
学生ローン | 対象年齢 |
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アイシーローン | 18歳以上の学生 |
アミーゴ | 20歳以上 |
イー・キャンパス | 20歳~34歳までの学生 |
上記の表を見ても、学生ローンで18歳以上に対応しているところは少ないのです。そのため、未成年でキャッシングしようと思ったら、借入先が限られてしまいますね。
18歳からキャッシングができるアイシーローンの詳細は以下になります。
アイシーローン | 詳細 |
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融資額 | 1万円~50万円 |
金利 | 年10.00%~20.00% |
担保・保証人 | 原則必要ありません |
貸付対象者 | 首都圏在住、在学の安定した収入のある18歳以上の学生の方 |
必要書類は学生証と保険証が必須となっています。また働いていることが証明できるように、直近のアルバイト明細や振込記載通帳が必要となっていますよ。
他社とのキャッシングと合わせて100万円を超える借入れになる時には、年収等の証明資料が必要となりますが、他社と合わせても100万円以下であれば直近のアルバイト明細のみでOKとなっています。
学生ローンと言っても、利用対象年齢を18歳以上としているところもあれば、20歳以上としているところもあるため、学生であればどこでも借りられるわけではありません。
その中でも、アイシーローンであれば18歳以上の学生に対応しているため、未成年でも安心してキャッシングができるのです。
アイシーローンであれば、担保・保証人不要で最高50万円までキャッシング可能となりますので、未成年でも安心して申し込みができるのです。
未成年者がキャッシングをするには、クレジットカードを利用する方法もあります。
クレジットカードにはショッピング枠とキャッシング枠がありますので、キャッシング枠を利用すると未成年者でもお金を借りることができるのです。
利用可能額が無ければ、申込みをしてキャッシング枠の設定をすると利用出来るようになりますよ。ただし、申し込みをすると審査がありますので、審査に通らなければ利用できるようにはならないのです。
クレジットカードは18歳以上から作れるところが多いので、ココでは三井住友VISAデビュープラスカードについて紹介します。
デビュープラスカード | 詳細 |
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融資額 | 0~50万円 |
金利 | 年15.0% |
担保・保証人 | 不要 |
貸付対象者 | 満18歳~25歳までの方で、未成年は親権者の同意が必要 |
クレジットカードでは、未成年の方がカードを作る時には親権者の同意が必要となっています。またカード利用後の支払い方法でも、分割払いは親権者の同意のもとで行えるようになりますので、親権者が同意しなければ翌月一括払いとなるのです。
そして融資額も、学生の場合は総利用額が10万円~30万円までとなりますので、キャッシング枠は更に少なくなりますよ。
クレジットカードのキャッシング枠を利用するには、申込みをして審査に通る必要があります。そのためカードを作ったら利用出来るものではありません。
また、クレジットカードを作る時には、未成年者の場合は親権者の同意も必要となります。
つまり、未成年でクレジットカードのキャッシングを利用しようと思ったら、まずは親権者の同意が必要、そして申込み後に審査に通る必要があるのです。
最後にカードローンを紹介します。先に紹介した学生ローンでは、学生しか利用できません。けれど、高校を出て就職をした方だっていますよね。そんな方が利用出来るカードローンの紹介となりますよ。
既に、未成年では民法によってカードローンの利用はしにくいことを紹介しました。そのため、学生に限って利用できる学生ローンや親の同意のもとで利用出来るクレジットカードの紹介をしたのです。
けれど、ろうきんなら18歳以上であればカードローンの利用ができるのです。
ただし、クレジットカード同様に未成年の場合は親権者の同意が必要となりますよ。
未成年の借入れに親権者の同意が必要となる事は、先に紹介した民法の関係上、仕方のないことですね。それでは、ろうきんのカードローンの詳細を見ていきましょう。
ここでは、中央労働金庫のカードローン「マイプラン」を紹介していきます。一口に「ろうきん」と言っても全国に13ヶ所労働金庫があるのです。地域ごとに利用できる「ろうきん」は決められていますので、自分の住む街の「ろうきん」はどこなのかチェックする必要がありますね。
中央労働金庫は関東1都7県が利用対象となっていますよ。
上記に住んでいる方であれば、どなたでも利用することができるのです。
ただし、ろうきんの場合では団体会員・生協会員・一般会員によって利用できる金額や金利が異なりますよ。
マイプラン | 詳細 |
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融資額 | 最高500万円 |
金利 | 年7.075%~8.475% |
担保・保証人 | 不要 |
貸付対象者 | 事業エリア内に自宅や勤務先がある18歳以上65歳未満の方 |
融資額は最高500万円となっていますが、一般会員は100万円までとなります。また、金利は会員の種類によって細かく分けられていますよ。
会員の種類 | 金利 | 引下げ後の金利 |
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団体会員 | 年7.075% | 年3.875% |
生協会員 | 年7.255% | 年4.055% |
一般会員 | 年8.475% | 年5.275% |
マイプランには金利の引下げ制度があり、給与振込みの指定や若年者(30歳未満)等の項目に該当すると、最大で年3.2%の金利の引下げがあります。
金利は低ければ低いほど返済がラクになりますので、助かりますね。融資額も学生ローンやクレジットカードと比べると大幅にアップしますので、安心してキャッシングができるのです。
ただし、同一勤務先に1年以上勤務している事や年収が150万円以上ある事が利用条件となっていますので、働き始めてすぐのキャッシングはできませんよ。
(⇒19歳でも収入があればキャッシングできる?)
けれど、未成年でもキャッシングする方法はありますので、未成年だから借りられないという事は無いのです。
その代り、学生ローン以外では親権者の同意が必要となりますよ。
【参考ページはこちら】
18歳でもキャッシングできるカードローンはある?
学生ローンでは20歳以上を対象としているところが多いため、事前の確認が必要となります。
けれど、クレジットカードやろうきんカードローンでは18歳以上が対象となっていますので、未成年でも安心して申し込みができるのです。
ただし未成年の場合は、親権者の同意が必要となりますので、まずは両親に確認してからキャッシングとなるのです。
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仮に、未成年者がキャッシングをしたとしても、親権者には契約を破棄する権利があるのです。
そのため未成年者に融資を行っても、親権者の同意が無ければ、債権の回収ができないのです。
つまり、未成年者にお金を貸す時には親権者の同意が必要であり、手続きが大変なため、大手消費者金融や銀行カードローンでは初めから利用対象者を20歳以上としているのです。