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18歳ではお金借りれない!?未成年がキャッシングできないワケ

18歳というのは多くの人にとって大きな節目になる年です。大学に行ったり、就職して社会に出たりと進む道は様々ですが、いずれにせよ環境が少なからず変わる人が大半ですよね。

どのような場合にも共通していえるのは、生活費や交際費など様々な理由でそれまでよりも出費が多くなる可能性が高いということです。時には、手持ちのお金では足りなくなってしまうこともあるかもしれません。

そんな時、キャッシングのような現金借り入れができるサービスを利用できないかと考える人もいるでしょう。実際のところ、18歳でもキャッシングでお金を借りることはできるのでしょうか?
(こちらもご参考に→未成年でもキャッシングをする方法は?

年齢制限アリ!?未成年はキャッシングを利用できない

結論から言うと、18歳、正確には20歳未満の未成年に利用できるキャッシングは基本的にはありません。

キャッシングの利用条件の中には必ず年齢の制限が設けられています。主なキャッシング業者の年齢制限を見てみましょう。

キャッシング名 年齢制限
モビット 満年齢20歳~69歳
アコム 20歳以上
新生銀行カードローン レイク 満20歳~70歳
三菱東京UFJ銀行バンクイック 満20歳以上65歳未満
モビット 満年齢20歳~69歳

上限は多少ばらつきがあるものの、下限に関しては《満20歳以上》でどのキャッシング業者も一致しています。

学生はともかくとして、たとえ仕事をして収入を得ている社会人であろうとも、18歳、19歳であるというだけでキャッシングを申し込むことさえできないのです。
(⇒19歳でも収入があれば借りられる?

それはいったいなぜなのでしょうか?

未成年のキャッシング=契約行為は法律違反?

未成年がキャッシングを利用できないのには、実は民法という身近な法律が関係しています。

民法では20歳未満の未成年者は十分な責任能力が無いとみなされ、法定代理人や親権者の同意なく単独で有効な契約を結ぶことはできないことになっています。
もし単独で契約を行った場合には、その契約は無効として取り消すことが可能とされます。

これは社会的にまだ弱い立場にあり、判断能力も十分でない可能性が高い未成年者を保護するための取決めです。

キャッシングを利用する際には、必ず事前に契約を取り交わす必要があります。したがって、親の同意なしに契約行為のできない未成年には、キャッシングを利用することはできないということになるのです。

一応のところ、親の同意を得られれば未成年でも自分の名義でキャッシングの契約を行うこともできるはずではあるのですが、契約取り消しのリスクがあることや親の同意書を求めるなど手続きが煩雑化してしまうことから、未成年を利用対象としているキャッシングはほとんど皆無というのが実情です。

キャッシングの中には学生ローンのような若年者を対象にしている業者もありますが、その場合でも20歳未満の未成年者が利用することはできないというところが大半です。

結婚?起業?未成年でも契約行為が可能な2つの例外

未成年者の中でも、例外的に親の同意を得なくても自分の責任における契約行為が認められるケースもあります。

  • 婚姻している場合
  • 法定代理人から許可された営業に関する行為

配偶者と婚姻関係を結んでいる、つまり結婚している状態になると、民法上は責任能力のある成人とみなされるようになります。したがって、自分の意思だけでキャッシングで契約することも違法にはなりません。

また、親から事業を引き継いだり、起業したりして会社を営業している場合にも、自分の裁量でその営業に関する契約が行えるようになります。営業上必要とあらば、キャッシングの利用も可能になるということです。

ただし、これらの例外はあくまでも法律上のことなので、実際に満20歳以上を対象にしているキャッシング業者に申し込み・契約が認められるかと言えば決して確実ではありません。借り入れを希望するキャッシング業者に対して、事前によく確認しておく必要があるでしょう。

契約取り消しが不可能に!?親の同意書ねつ造は絶対NG

もし親の同意さえあれば上記の例外に当てはまらない未成年者でも利用できるキャッシング業者があったとしても、親に正直に『キャッシングでお金を借りたいから同意書を書いてほしい』とはなかなか言えませんよね。

同意書は自分で書いて、親には内緒にしておこうと考える人もいるかもしれません。しかしそれは非常にハイリスクな行為です。

未成年の契約行為は無効にすることが可能と説明しましたが、未成年本人が契約相手を積極的に騙して結んだ契約に関しては後からそれを取り消すことができなくなってしまいます。

親の同意書をねつ造して提出するというのは、明らかにこの《契約相手を積極的に騙す》行為に当てはまりますから、あとからキャッシングの契約を取り消したいと思っても認められない可能性が非常に高くなります。

せっかく未成年者として法律的に保護される立場にあるのですから、あえてそこから逸脱するようなことは行わないようにしてください。

ほとんどのキャッシング業者で満20歳以上という年齢制限が設けられており、民法上、親の同意なしで契約ができない未成年者が利用することは原則としてできません。なお、未成年者が自分だけの意思で行った契約は後からでも取り消すことができます。

親の同意があったり、結婚や事業経営をしていればキャッシングの契約も違法にはなりませんが、未成年者を受け入れるキャッシング業者を見つけるのは容易ではありません。

もし親の同意があれば未成年者でも利用できると言うキャッシング業者があった場合、『親に内緒で借りたいから』と同意書をねつ造すると、後々契約を取り消すことができなくなってしまう可能性が高いので避けた方が良いでしょう。

未成年OK!親の同意不要!それってヤミ金かも!?

インターネットなどで探してみると、もしかしたら未成年でも結婚や会社経営など特別な条件なしで融資可能などと謳っているキャッシング業者が見つかることもあるかもしれません。

しかし、わたりに船とばかりにこうした業者と接触することはおすすめしません。

堂々と無条件で未成年のキャッシングを受け付けているキャッシング業者は、危険なヤミ金の可能性が非常に高いからです。

通常、キャッシングのような貸金業として営業するにあたっては国や自治体に申請を行い、許可を得る必要があります。その必要な登録を行わずに勝手に営業している違法なキャッシング業者を、俗にヤミ金・闇金融などと呼びます。

存在自体が法律に反しているので、契約行為が違法とされる未成年に対してもお構いなしで融資を実行することができるのです。実際、ヤミ金であれば正規のキャッシング業者では申し込むことすらできない未成年でも比較的容易にお金が借りられる可能性があります。

だからと言って、安易にヤミ金と関わりを持ち、借金をつくるのは非常に危険な行為です。

ヤミ金で借りたらどうなる?降りかかる3つのリスク

違法営業のヤミ金では正規のキャッシング業者ではあり得ない違法行為が当たり前のように行われています。

もしもヤミ金と契約を結んでしまった時に背負うことになる主要なリスクは以下の3つです。

  • 法外な高金利を請求される
  • 返済が遅れた時に自宅などに押しかけての脅迫的な取り立てが行われる
  • 他のヤミ金に個人情報や債権が譲渡される

キャッシングのような個人に対する融資に関しては、最大20%という上限金利が法律で定められています。

しかしヤミ金ではトイチ(10日で1割)などのすさまじい金利が当たり前のように提示されます。

例えばトイチで10万円借りたら、10日後には借金が11万円になってしまうのです。金利20%で10万円を借りた場合、1か月で発生する利息が1700円弱であることを考えると、トイチというのがいかに非常識な金利設定であるかよくわかるでしょう。

また、保証料などと言う名目で借入金の何割かが差し引かれ、実際に手元に受け取れるのはごくわずかな金額…などということも起こり得ます。

自宅や職場への訪問や脅迫的・暴力的な取り立て、個人情報の業者間での共有なども当然違法ですが、ヤミ金では当たり前のように行われていると言っても過言ではありません。

返済できずにいるうちに、より悪質なヤミ金に債権が勝手に譲渡されて状況が悪化してしまったというケースもあるのです。

本来であればこうした違法行為はしかるべきところに訴え出るべきですし、そもそも未成年とのキャッシング契約は取り消しが可能なはずなのですが、ヤミ金に関してはそうした法律にのっとった正攻法が通用するかは難しいところです。

したがって、最初からヤミ金とは関わらないというのが賢明でしょう。

無条件で未成年が利用できるというキャッシング業者は、違法営業のヤミ金の可能性が非常に高いです。

ヤミ金では確かに未成年でもお金が借りられるかもしれませんが、法外な高金利や脅迫的な取り立て、個人情報や債権などの業者間での譲渡など違法行為がまかり通っており、関わりを持つのは危険なので避けるようにしてください。

18歳から契約可能!?クレジットカードってどうなの?

正直なところ、18歳でキャッシングを利用するというのは年齢制限を考えると、たとえ親の同意が得られるとしてもかなり難しいと言わざるを得ません。しかし、クレジットカードを契約するという方向に考えを転換すると、多少の希望が見えてきます。

キャッシングと違ってクレジットカードは、18歳以上であれば契約可能なものが少なからずあります。キャッシングと同様に審査がありますが社会人であればさほど難しくはないでしょうし、最近では学生や主婦など以前なら審査に通りにくかった人でも利用できると謳っているクレジットカードも増えてきています。
(こちらもご参考に→主婦でもキャッシングはできる?

お金を借りたいのにクレジットカードでは意味がない…と思われるかもしれませんが、実はクレジットカードでもキャッシングのように借り入れをすることは可能なのです。ほとんどのクレジットカードには通常のショッピング枠とは別にお金が借りられるキャッシング枠を付加することができます。

ただし、クレジット会社によって未成年に対してキャッシング枠を許可するかどうかの対応は異なるので、その点は事前によく確かめておくようにしてください。

また、クレジットカードといえども契約行為である以上、親の同意が必要になります。つまり、キャッシング枠を付加するということは親御さんには知られてしまうことになるので、認めてもらえるかどうかという問題も出てくるでしょう。

とは言え、少なくとも18歳以上であれば利用できる可能性が高いという点で消費者金融などのキャッシング業者を利用しようとするよりも敷居は確実に低いので、どうしてもお金を借りたい理由があるという人はぜひ検討してみてください。

クレジットカードなら、親の同意があれば18歳以上の未成年者でも利用できるものが見つかります。

クレジットカードには通常のショッピング枠とは別にキャッシング枠を付加できるので、20歳以上という年齢制限のある消費者金融などのキャッシング業者よりもお金を借りられる可能性は高くなります。

ただし未成年者に対してキャッシング枠が許可されるか、親の同意が得られるかなどクリアしなければならない問題はいくつかあります。

18歳でキャッシング利用を考える前に知っておくべきこと

それではここでご紹介した未成年のキャッシングに関する情報を最後にまとめておきましょう。

  • 法律上、原則として親の同意なく契約行為のできない未成年の利用を受け入れているキャッシングはほとんどない
  • 親の同意なく未成年が結んだ契約は取り消し可能だが、同意書のねつ造など積極的に騙そうとする行為があった場合その限りでない
  • 無条件で未成年に融資可能なキャッシングは、違法営業のヤミ金の可能性が高い
  • クレジットカードのキャッシング枠であれば、親の同意があれば18歳から利用できる可能性がある

テレビでキャッシング業者の広告を見かけることも多く、手軽に現金が借りられるという便利さばかりが印象に残っているかもしれませんが、借金をするということを決して軽く考えすぎてはいけません。《正しい情報を知らないこと》が命取りになる可能性もあるのです。

いざ成人した時に安全にキャッシングを活用できるように、今のうちから必要な知識を身に着けておきましょう。

【参考ページはこちら】
未成年でも借りられる?十代のキャッシングについて

民法によって、原則として親の同意なしに契約行ができないとされている20歳未満の未成年を受け入れているキャッシング業者はほとんどありません。

もし無条件で未成年が利用できると言うキャッシング業者があったとしたら、それは利用に危険の伴う違法なヤミ金の可能性が高いので、避けた方がよいでしょう。

どうしてもお金を借りたいという未成年の方は、クレジットカードであれば18歳以上なら契約可能なものが少なからずあり、キャッシング枠を付加することもできる可能性があるので、利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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