初めてキャッシングを利用する時には、遠慮がちに借りるため、必要最小限の借入を行うことが多いのですが、キャッシングに慣れてくると、ついつい気が大きくなってしまって借り過ぎてしまうことがあります。
借り過ぎてしまうと返済が困難になるため、返済のために他社から借りてしまうこともあるのです。実はこれが非常に危険なのです。そのため、キャッシングを利用しすぎてしまった時の対処法、自転車操業をしないための方法を紹介していきます。
自転車操業とは、例えばA社の返済額が用意できないからB社から借りて返済することを言います。B社の返済日までにお金が用意できなければ、次はC社から借り入れをして凌いでいく事になります。
返済が出来ずに次々とキャッシングをしてしまうので危険なのです。
やはりキャッシングを行う時には、自分の収入で返済できる範囲での借入れがポイントとなりますよ。
上記が自転車操業が危険な理由ですね。実際、自転車操業を行ったために自己破産することになった人は多数いるのです。そのため、現在では自転車操業や自己破産を防ぐための対策として、総量規制や信用情報機関の情報の共有があるのです。
キャッシングと言えば、アコム・アイフル・プロミス等の大手消費者金融が有名です。テレビCMや広告にも載っていますので、知名度は抜群ですね。
消費者金融は、1970年代頃はサラリーマン金融(サラ金)や街金と呼ばれていました。けれど1980年代頃からは、サラリーマン以外の女性や自営業者等も利用するようになり、消費者金融の名称が使われるようになりました。
今では消費者金融が定着していて、消費者金融と言えばアコム・アイフル・プロミス・モビット等様々な名称が出てきますね。これらの消費者金融は、国や都道府県に届出をしている正規の消費者金融となります。
そのため、安心して借入れができますよ。消費者金融では、貸金業法が適用となりますので、貸金業法にある総量規制も適用となります。つまり、借り過ぎることがないのです。
それでは総量規制があると、なぜ借り過ぎることが無いのかを紹介していきます。総量規制とは「申し込む本人の年収の1/3までしか借入れができない」とする決まりです。
(⇒キャッシングには絶対に総量規制があるの?)
そのため、基本的には年収が無い人は申し込みができませんし、年収の1/3を超える借入れはできません。なぜ借入限度額が年収の1/3までとなったのかと言えば、過去のデータにより年収の1/3を超える借入れをした場合に、自己破産等の債務整理を行う人が多かったのです。
要するに、過去のデータによって「無理なく返済できる金額が年収の1/3程度の借入」だと判断されたから、借入金額は年収の1/3までとなったのです。
けれど、申込人が複数社から借り入れしている場合は、総額いくら借りているのか消費者金融が把握することはできません。そこで、信用情報機関が役立つのです。
消費者金融では、申込があると申込人の信用情報を信用情報機関で照会することが義務付けられています。
照会することで、過去や現在の借入・返済状況が分かるのです。
信用情報機関では、上記の内容が登録されています。そして照会する時に本人を特定して、これらの情報を確認しているのです。つまり、現在いくら借入れがあるのかを知ることができるのです。
もちろん、申込書にも他社借入れ額を記載することになっていますので、申込人からも申告があるのですが、勘違いや申告漏れ等で申告と、実際の借入額が異なる事もあります。
そういった間違いも信用情報機関で確認することで無くなるのです。正確な借入総額が分かりますので、年収の1/3まであといくら借入れ出来るのかも、キッチリ計算できるのです。
ちなみに、信用情報機関を照会する時に申し込みをしたことが登録されますので、複数社申し込みをしていると、そのことも判明します。3社以上に続けて申込みをしていると、申し込みブラックとなり審査に通りにくくなりますよ。
サラ金時代に、「サラ金地獄」といったイメージがついたため、現在では消費者金融で通しているのです。
サラ金地獄のあった時代とは異なり、現在では貸金業法で借入できる金額を決めています。
総量規制と呼ばれるもので、「年収の1/3を超える借入れはできない」と定めています。
他社の借入れはないか、信用情報機関を通じてチェックできるようになっており、借り過ぎることを防いでいるのです。
そのため、借り過ぎることがなく返済できる範囲での借入れが実現できているのです。
消費者金融では年収の1/3以上の借入れが出来なくなってしまったので、自転車操業をしている人がついつい目が行ってしまうのが闇金融となります。
闇金融は、ブラックでも借りられる。これは何故なのかと言えば、単純に違法業者だからです。
違法業者という事は、先ほど紹介した貸金業法が適用されません。貸金業法には総量規制や取立てに関する規制が定められていますが、これらが通用しないのです。
そのため、総量規制以上の借入れもできますし、債務整理等でブラックとなった人でも借りられるのです。そして、取立ても自由に行いますので、早朝・深夜・勤務先・知り合い等、好きな時に自由に取立てます。
闇金融は上記の特徴があります。
「総量規制なし」「ブラックでも借り入れOK」とみると、お金に困っている方には魅力的に見えますが、取り立てが自由で、金利設定も自由となっていますので、借りてしまうと大変なことになりますよ。
要するに闇金融では、取立てで返済してもらう自信があるから、返済が困難となる年収1/3以上の借入もOKとなり、債務整理等で他社では借り入れが難しいブラックでも借り入れOKとなっているのです。
闇金融での取立てでは、暴力や暴言・恐喝もあり、プライバシーに配慮は無く、親戚や知人にまで取り立てが行きますので、自分だけではなく周りを巻き込む可能性もありますよ。
また金利が非常に高いため、返済しても返済しても利息しか減らないということもあります。そのため、安全にキャッシングを利用しようと思ったら、闇金融と関わらないことが大切なのです。
金利も自由に設定しており高金利なのが特徴です。返済しても利息がドンドン増えて完済できないこともあります。
また、取り立ても自由なのでプライバシーに配慮は無く、勤務先や知人等にも取立てが行くことがあります。
そのため、闇金融でのキャッシングは止めておきましょう。
最後に、複数社から借り入れをして自転車操業が止められない方におススメする方法は「おまとめローン」となります。
おまとめローンとは、複数社からの借入れを、借り換えによって一か所にまとめることを言います。
おまとめローンのメリットは、借入先が一つになること、毎月のお金の管理がラクになること、金利が低くなる可能性があることが挙げられます。
例えば、A社から90万円、B社から60万円の借入れをしている場合では、まとめて一社から150万円借入れすると金利が下がる可能性があります。利息制限法では、上限金利を以下に定めています。
利息制限法 | 上限金利 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0% |
10万円以上100万円未満 | 年18.0% |
100万円以上 | 年15.0% |
この上限金利が適用されていた場合では、A社からの借入れは金利年18.0%、そしてB社からの借入れも金利年18.0%で借りることになります。
けれど、一社にまとめることで借入額が150万円となりますので、金利は年15.0%が適用となります。そうなると、金利は年3.0%下がることになりますね。
金利が下がるということは、返済総額が減ります。また、月々の返済額を減らすことも可能になります。ただし、おまとめローンは完済することを目的としています。
月々の返済額が減ったからと言って、新たな借り入れをしてはいけません。月々の返済額が減ると、もう少し借りられる気がしてきますが、借りてしまうと返済総額が増えてしまい、完済が苦しくなってしまいます。
おまとめローンで月々の返済額が減ったとしても、借入総額は減っていないことを忘れてはいけません。それなのに、新たな借り入れをしてしまったら本末転倒ですよね。
そのため、おまとめローンをする時には新たな借り入れをしないことがポイントになりますよ。
自転車操業では利息が雪だるま式に増えていき完済が見えず危険ですが、おまとめローンでは完済を目的として一か所にまとめて返済していきますので、安全なのです。
【参考ページはこちら】
ブラックでもOKなカードローンはあるの/
なぜなら、自転車操業では利息がドンドン増えていきますので、返済額がドンドン増えていくのです。そのため、自転車操業で凌ぐのではなく、おまとめローンで返済しましょう。
おまとめローンなら借入先が一か所になり、毎月のお金の管理がラクになります。そして、金利が低くなる可能性があるので完済を目指すなら、おまとめローンが安心なのです。
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本来なら自分の収入から返済を行って借入総額が減るはずのところ、新たに借入をしてしまいため、借入総額が減るどころか、新たな利息分だけ増えることになるのです。
そのため、自転車操業は危険なのです。また、借り入れ先が増えれば増えるほど、ひと月の間に返済日が何度もあり、お金の把握がしにくくなります。
つまり自転車操業は、どこからいくら借りているのか、いくら返済したら良いのかが分かりにくくなり、返済困難になってしまうのです。