突然ですが、消費者金融と銀行は深い繋がりがあるのをご存知ですか?実は、現在では多くの消費者金融は銀行傘下になっており、グループ会社のひとつになっているんですね。
例えば消費者金融の「アコム」。こちらは「三菱UFJフィナンシャルグループ」という、三菱東京UFJ銀行のグループ会社の子会社なんです。大きく言えば、三菱東京UFJ銀行はアコムのカードローンも提供していると言えるでしょう。
さらに他の系列会社と合わせると、三菱東京UFJ銀行はなんと4種類のカードローンを提供しているんです。今回は、この4商品やクレジットカードのキャッシングを比較。オトクな商品がないか調べました!
先ほどもお話しましたが、三菱東京UFJ銀行が展開しているカードローンと、三菱東京UFJ銀行の系列会社である「三菱UFJフィナンシャルグループ」の子会社が提供しているカードローンを合わせると全部で4種類になります。その4種類の商品とはこちら。
この4つについて、簡単にですがどんな商品なのかをまずはご紹介したいと思います。
まず最初にご紹介するのは「バンクイック」です。三菱東京UFJ銀行のカードローンのひとつであり、代表的な商品と言えるでしょう。三菱東京UFJ銀行の預金口座を持っていなくても使うことが出来(より便利に利用するなら口座を開設する必要はあります)、最短30分で審査が完了するスピーディさも魅力のひとつです。
CMも多く流れていますので、実際利用したことはなくても名前は知っている、という方も多いのではないでしょうか。
(⇒三菱東京UFJ銀行カードローンは海外キャッシングもできる?)
続いてご紹介するのは、三菱東京UFJ銀行のカードローンの中でも新顔と言える「マイカード プラス」です。こちらはバンクイックに比べるとマイナーな扱いで、こんなカードローンがあったのか!と驚いた方もいるのではないでしょうか?
キャッシュカードと一体型で利用できるのが大きな特徴で、「バンクイック」にはない「自動融資機能」で預金口座の中身がないときもサポートしてくれます。
三菱東京UFJ銀行の預金口座をすでに持っている方のためのカードローンといった立場の商品ですが、預金口座を持っていない方でも申し込みが可能です(預金口座を開設する必要があります)。
昔は独立した消費者金融会社でしたが、現在は三菱東京UFJ銀行系列会社のひとつ(正確には三菱UFJフィナンシャルグループ)となった「アコム」。今回の4商品の中で唯一の消費者金融カードローンです。そのため金利はほかよりちょっと高め…というハンデはありますが、手軽に利用できるという消費者金融ならではのメリットも期待できますね。
銀行カードローンにはない消費者金融ならではの間口の広さはやはり大きな魅力です。高めの金利を打開することが出来るでしょうか。
あまり…というか、ほとんど話題に出ませんが、通信会社の「au」と、三菱東京UFJ銀行が共同で出資し設立した「じぶん銀行」。こちらも系列会社と言えます。そして、じぶん銀行もカードローン商品を提供していますので、今回の比較に名前を連ねることとなりました。
auの携帯電話を利用している方しかムリなのでは?と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
確かにauユーザーには特典がついていますがそれ以外の携帯電話をお持ちの方でも問題なく利用できるんです。
カードローンの中のダークホースとも言えるじぶん銀行のカードローン。この比較を機にちょっと気にしてみてもいいかもしれません。
いくら金利が低く利用限度額が高くても、自分が利用出来なければ全くもって意味はありませんよね。そのためには利用条件をきちんとチェックし、自分に合った申し込み方法があるかどうかを調べるかが不可欠です。
そこで、まずは4つのカードローンの利用条件(申し込み条件)から比較していきたいと思います。
4つのカードローン商品について、利用条件をそれぞれまとめてみました。全てに目を通すと、面白いことがわかります。
商品名 (会社名) |
利用条件 |
---|---|
バンクイック | ・年齢が満20歳以上65歳未満 ・国内に居住している ・アコムの保証を受けることが出来る ・安定した収入がある (配偶者に収入がある場合も可) |
マイカード プラス | ・年齢が満20歳以上65歳未満 ・国内に居住している ・アコムの保証を受けることが出来る ・安定し、かつ継続した収入がある (配偶者に収入がある場合も可) ・「マイカード」や他のカードローン (バンクイック及びカードローン即日型は除く)を 利用していない |
アコム | ・年齢が満20歳以上 ・自身に安定した収入がある ・アコムの基準を満たす |
カードローン (じぶん銀行) |
・年齢が満20歳以上70歳未満 ・安定して継続した収入がある (パート・アルバイトや年金受給者を含む 専業主婦も申し込み可能) ・アコムの保証を受けることが出来る |
さて、他の条件を見てみますとバンクイックとマイカード プラスが65歳までしか申し込みが出来ないのに対し、じぶん銀行のカードローンは満70歳までと消費者金融の年齢上限と同じ、といっても過言ではありません。銀行カードローンではあるものの、年齢的な間口はかなり広いと言えるでしょう。
(⇒キャッシングの年齢制限についてもっと詳しく)
他の条件で気になる部分と言えば「収入」。消費者金融であるアコムは申込者自身に収入があることが絶対の条件となっていますが、バンクイックやマイカード プラスの場合、自身に収入がない専業主婦の方でも、配偶者が安定した収入であれば利用することが可能です。じぶん銀行でも同様に、専業主婦の方でも申し込みが可能になっています。
また、収入が年金のみという方でも申し込めるかどうか、という点も差がちょっと出てきます。「バンクイック」及び「じぶん銀行カードローン」は収入が年金のみでも利用が可能なのですが、「アコム」は年金収入のみでは申し込み不可で、他にアルバイトなどで収入を得ている必要があります。
「マイカードプラス」は言及がないのでわかりませんが、「バンクイック」が年金受給のみでも可能な点を踏まえると、利用可能枠が最高でも100万円ですからOKの可能性が高いと考えられます。
全体的な条件を見ると、さすが消費者金融といったところでしょうか、アコムの条件が一番シンプルです。とにかくお金を借りたい!という方はアコムがわかりやすくて一番いいかもしれませんね。
申し込み条件はそう大きく4つのカードローンで変わることはありませんでした。
ただ、条件のひとつである「収入」という点でいうとアコムは総量規制の関係で必ず自分自身に収入がないと利用することが出来ないため、専業主婦の方の利用は不可能です。
ご自身に収入がある方であればほぼ横並び、といってもいいかもしれませんが、専業主婦の方の場合はアコムは選択肢に入らない分、少々不利と言えそうです。
申し込み可能な年齢は少々違いますが、いずれの会社も新規の借入が出来るのはだいたい70歳くらいまでとなっています。そう考えると、申し込みの年齢に差があっても実際借入が出来る年齢はほぼ同じといってもいいでしょう。
ただし自身に収入がない専業主婦の方のみ、「アコム」を利用することは出来ません。しかし銀行系カードローン(三菱東京UFJ銀行及びじぶん銀行カードローン)であれば問題なく利用できますので、絶対にアコムじゃないとイヤ!という方でなければ大きな問題とならないと思います。
続いての比較は、カードローン商品の目玉とも言える金利と利用限度額。この2つを合わせて一気に比較しちゃいます!
利用条件については大きな差がなかった4つの商品ですが、ここではかな~り、差がでそうな予感がしますね。
4つのカードローン商品について、それぞれ金利と利用限度額をまとめて表にしましたので、とにもかくにもまずは見てみましょう。
商品名 (会社名) |
利用限度額 | 適用金利 |
---|---|---|
バンクイック | 500万円 | 1.8%~14.6% |
マイカード プラス | 100万円 | 14.6% |
アコム | 800万円 | 3.0%~18.0% |
カードローン (じぶん銀行) |
800万円 | 2.4%~17.5% (au割なら2.3%~17.4%) |
バンクイックとマイカード プラスは仲良く最高金利が「14.6%」と一番低い商品になっています。マイカード プラスは利用限度額が100万円と他の商品にくらべて圧倒的に低く、金利も一律なので手軽に低金利で利用できそうな印象ですね。
ダークホースと言えるのがじぶん銀行のカードローン。利用限度額が800万円とゆとりのある借り入れが可能です。ただし金利に関してはアコムに近く、最高金利が「17.4%」と銀行カードローンとしては高めといってもよいでしょう。大手の銀行カードローンである「レイク」の最高金利が18.0%、アコムも同様に18.0%なので消費者金融に近い金利設定といっても過言ではありません。
最低金利で注目したいのは利用限度額が500万円でありながら1.8%と超低金利といってもいいバンクイック。なかなかこの金利で借りるのは難しいでしょうが、ちょっと夢がありますよね。
ちょっと金利と限度額について、さらに細かく見て行きたいと思います。
4種類の商品の中でも「マイカードプラス」以外の3商品については、利用限度額によって金利がある程度まで固定されています。利用限度額が大きくなればなるほど、金利がオトクになるのはどこの会社でも一緒ですが、この2つは利用限度額によって適用される金利の下限と上限がさらに細かく決まっているんです。
まとめて表にしたいのですが、利用限度額の境目が違うのでそれぞれ別にまとめました。まずは「バンクイック」の金利表です。
限度額 | 金利 |
---|---|
400万円~500万円以下 | 1.8%~6.1% |
300万円~400万円以下 | 6.1%~7.1% |
200万円~300万円以下 | 7.1%~9.6% |
100万円~200万円以下 | 9.6%~12.6% |
10万円~100万円以下 | 12.6%~14.6% |
次は「アコム」の金利表です。「アコム」は大手消費者金融の中でも珍しく、利用限度額に応じて適用される金利がはっきりと提示されているカードローンですね。
限度額 | 金利 |
---|---|
501万円~800万円 | 3.0%~4.7% |
301万円~500万円 | 4.7%~7.7% |
100万円~300万円 | 7.7%~15.0% |
1万円~99万円 | 7.7%~18.0% |
続いては「じぶん銀行カードローン」の金利表です。auユーザーの方が対象の割引金利も記載しています。
限度額 | 金利 | auユーザー金利 |
---|---|---|
710万円~800万円 | 2.4%~3.5% | 2.3%~3.4% |
610万円~700万円 | 3.5%~4.5% | 3.4%~4.4% |
510万円~600万円 | 4.5%~5.0% | 4.4%~4.9% |
410万円~500万円 | 5.0%~6.0% | 4.9%~5.9% |
310万円~400万円 | 6.0%~7.0% | 5.9%~6.9% |
210万円~300万円 | 7.0%~9.0% | 6.9%~8.9% |
110万円~200万円 | 9.0%~13.0% | 8.9%~12.9% |
10万円~100万円 | 13.0%~17.5% | 12.9%~17.4% |
ちょっと長くなってしまいましたが、最高金利に注目して細かく利用限度額ごとに比較していくと、借入金額が200万円までならバンクイックの方が低金利で利用できることがわかります。しかし、利用限度額が210万円を超えるとじぶん銀行カードローンが逆転!わずかな差ではありますが金利が低くなります。
ただ見逃せないのは「アコム」の最低金利。100万円未満の借入額であっても「7.7%」という1桁の金利で借りるチャンスがあるんです!流石に少額の借り入れで10%を切る金利で借りるのはかなり難しいですが、チャンスがあるのは悪くないですよね。
一番金利としてオトクと言えるのは、200万円以内であればバンクイックまたは(30万円でよいのなら)マイカード プラス、200万円を超える多額の借り入れを希望するのならじぶん銀行のカードローンでしょう。
アコムは金利の幅があるものの、他には負けない低金利を引けるチャンスがあるので「それに賭けてみたい!」という方にはオススメかもしれません。とはいえ、借入金額が増えるごとにあまり他の商品と金利差がなくなっているので少額借入でないなら十分アコムも選択肢に入ると言えそうですね。
唯一「マイカードプラス」が固定金利かつ限度額が控えめですが、「あまりたくさんお金を借りるのが不安」という方におすすめです。キャッシュカード一体型なのでもしもの備えに契約しておきたいという方にもよさそうですね。
次はそれぞれのカードローンの申し込み方法について比較してみましょう。いくら魅力的な商品であっても、申し込み方法が自分のライフスタイルと合わない場合、候補には上がりません。
最近はインターネットから簡単に申し込みができる商品が多いですが、この4商品についてはどうなのでしょうか…?
こちらもこれまでのように、4商品について「申し込み方法」「契約方法」に分けてそれぞれ取ることが出来る方法を表にまとめました。
商品名 (会社名) |
申し込み方法 | 契約方法 | 審査時間 (最短) |
---|---|---|---|
バンクイック | ・インターネット ・モバイル ・テレビ窓口 ・電話 |
・テレビ窓口 ・郵送 ・FAX |
30分 |
マイカード プラス | ・インターネット (三菱東京UFJ銀行の 口座がある場合) ・窓口 |
なし (自動) |
2週間 |
アコム | ・インターネット ・電話 ・むじんくん(無人契約機) ・郵送 |
・インターネット ・FAX ・むじんくん ・郵送 |
30分 |
カードローン (じぶん銀行) |
・インターネット | ・インターネット ・FAX |
即日 |
やはり申し込みの幅が広いのは銀行カードローンの「バンクイック」と「アコム」の2つになりますね。「じぶん銀行」はインターネットバンクなのでそれに沿った申し込み・契約方法になっています。
「マイカード プラス」は商品の特性上、申し込み方法が限定されている点は仕方ないですがちょっとマイナスでしょうか。審査結果が出る時間が他の3商品にくらべて非常に時間がかかってしまう点もマイナスポイント。すぐに利用する予定はなく、念の為にカードローン枠を持っておきたい方向けですね。
アコムも同様に最短30分で審査、あるいは契約まで完了可能なので、急な出費にも十分に対応することが出来るでしょう。さらにアコムは急ぎの融資希望の方向けの申し込み・契約方法がありますのでより安心です。
申し込み方法・契約方法の幅広さもこの2つが充実していますので、自分のライフスタイルに合わせやすいカードローン商品といえるでしょう。
審査時間を考えても、出来るだけスピーディに借りたいのならこの2社のどちらかをセレクトすることになるでしょう。出来るだけ早く、でも焦っていない…というのなら「じぶん銀行」もアリですね。
「とりあえず契約だけしておこう」というのんびりタイプの方は「マイカードプラス」でも十分でしょう。審査結果が郵送で来るのもなかなか今時は珍しいタイプといった印象ですね。
カードローンを利用する上で欠かせないものが「利便性」です。一概にどの方法がいい、というわけではなく自分の考える使い方に沿ったカードローン商品を選ぶことが大切です。
借り入れ方法と返済方法をそれぞれ比較し、自分が利用しやすそうな商品を見つけてみてくださいね。
まずは借り入れ方法から比較してみましょう。多くのカードローンはたいてい借り入れ方法は決まっていますが、重要なのは利用できる時間や提携ATMの多さ。
職場や自宅の近くのコンビニが対応しているか?自分の利用している銀行のATMは利用できるか?といった点はしっかり事前にチェックしておきたいですよね。
商品名 (会社名) |
借り入れ方法 | 対応提携ATM・銀行 | 備考 |
---|---|---|---|
バンクイック | ・ATM ・振込 |
・三菱東京UFJ銀行 ・セブン銀行 ・ローソンATM ・E-net |
|
マイカード プラス | ・ATM ・インターネット バンキング ・自動融資 |
・三菱東京UFJ銀行 ・セブン銀行 ・ローソンATM ・E-net |
引き落とし額よりも 預金残高が少ない 場合自動融資 |
アコム | ・ATM ・振込 ・アコム店頭 |
・三菱東京UFJ銀行 ・三井住友銀行 ・イオン銀行 ・地方銀行(一部) ・セブン銀行 ・ローソンATM ・E-net |
楽天銀行なら 24時間振込OK |
カードローン (じぶん銀行) |
・ATM ・振込 (ネット・電話) |
・三菱東京UFJ銀行 ・ゆうちょ銀行 ・セブン銀行 ・ローソンATM ・E-net |
振込は原則 24時間対応 |
借り入れ方法自体はほぼ同じですが、対応提携ATMが多いなどさすがアコムは頭ひとつ抜けている感じですね。
アコムは楽天銀行の口座のみ、じぶん銀行はじぶん銀行の口座のみと限定ではありますが基本的に24時間対応で振込をしてくれるのはありがたいですよね。夜、わざわざATMまで行きたくない!というワガママにも完全対応です。
逆にマイカードプラスは自動融資という他の商品にない特徴があるものの、振込での借り入れは三菱東京UFJ銀行のインターネットバンキングを経由してしか利用ができないので、注意しておきたいところです。
借り入れ方法は各商品似ていますが、返済方法は結構違いが見られます。マイカード プラスを除けば、返済方法を複数から選ぶことが出来るようですね。
商品名 (会社名) |
返済方法 | 備考 |
---|---|---|
バンクイック | ・ATM ・振込 ・自動返済 |
自動返済は三菱東京UFJ銀行の預金口座のみ |
マイカード プラス | ・自動返済 ・ATM |
ATMは臨時返済のみ (毎月の返済は自動のみ) |
アコム | ・ATM ・振込 ・アコム店頭 |
振込はインターネットバンキング経由のみ |
カードローン (じぶん銀行) |
・ATM ・自動返済 |
自動返済はじぶん銀行の 口座を持っている場合のみ |
基本的にはATMからの返済、あるいは自動返済(引き落とし)が一般的といったところでしょうか。この中で自動引き落としが出来ないのはアコムのみで、インターネットバンキングから毎月返済しなければなりませんので返済日忘れには注意が必要そうです。
アコム以外は銀行なので、自行の預金口座を持っていないと自動引落しを利用することが出来ません。カードローン利用時に口座を開設することにはなると思いますが、メインバンクとして利用していない場合は残額にも気をつけましょう。
また、ATMを利用する際に手数料がかかることがあります。
手数料あり | 手数料無料 |
---|---|
アコム・マイカードプラス | バンクイック・じぶん銀行カードローン |
消費者金融である「アコム」、そして「マイカードプラス」はATM利用手数料がかかってしまうのですが、「バンクイック」及び「じぶん銀行カードローン」はなんと利用手数料無料!
1回でかかる金額は少なくても、利用手数料もバカに出来ません。ATMでの借入を頻繁に行う、という方は利用手数料が無料のカードローンのほうがよさそうです。
借り入れ方法・返済方法をトータルで考えるとアコムが頭ひとつ抜けている印象です。特に借り入れの利便性がとても高く、遅い時間でも振込で借り入れが出来るのは大きなアドバンテージと言えるのではないでしょうか?
対して返済については自動引落しが出来ない点は人によっては大きなマイナスとなるかもしれません。銀行系のカードローンはさすが、その点はカバーできていますよね。特に預金口座のお金が足りない場合、自動で足りない分を融資してくれるマイカード プラスはうっかりさんには心強い味方となってくれそうです。他の商品にはない特徴なので、この機能が欲しいならマイカード プラス一択ですね。
「自分にとってどんなものが便利なのかわからない」という場合、自分が借りるであそう場面を想像し、それが快適に行える会社を選ぶようにしましょう。
例えば会社帰りに飲みに行くことが多いのでコンビニATMから借入が多いだろう…という場合、ATMの利用手数料が0円のカードローンを選ぶ、といった感じですね。
三菱東京UFJ銀行系列なのはなにもカードローンだけではありません。MUFGグループではクレジットカードも結構出ていたりしますよね。
クレジットカードの機能のひとつに現金を借入出来る「キャッシング」がありますが、これはカードローンとくらべてどうなのでしょうか?ちょっと毛色が違う比較ですが、こちらも検証してみましょう。
三菱東京UFJ銀行が発行しているクレジットカードは基本的に
の2種類で、さらに提携機関の名前がついていたりプレミアムがあったり…と派生があります。
銀行のクレジットカードなので、もちろんですが三菱東京UFJ銀行の銀行口座がない場合は口座開設の手続きをする必要があります。
いずれのカードもキャッシング機能をつけることが可能で、カードのランクにより以下のように利用可能枠に制限があります。
三菱東京UFJ VISAゴールド 三菱東京UFJ VISAゴールドプレミアム |
三菱東京UFJ VISA | |
---|---|---|
キャッシング枠 | 0万円~100万円 | 0万円~50万円 |
リボ払い可能枠 | 0万円~100万円 | 0万円~50万円 |
手数料率 | 9.0% | 14.5% |
キャッシングの返済方式は一括あるいはリボルビング払いの2択となります。さすがにカードローンに比べると利用可能枠は少ないですね。
手数料率(いわゆる金利)は銀行系カードローンと同じくらい、ゴールドやプレミアムなら1桁と実はかなりオトク!しかもクレジットカードの場合は海外キャッシング(海外で現地通貨を引き出すサービスです)も可能なので、海外旅行に行く機会が多いなら1枚持っておきたいですね。
また、三菱東京UFJダイレクト(インターネットバンキングサービス)を契約していれば、24時間365日振込融資を受けることも可能です。
「三菱東京UFJVISAクレジットカード」はカードローンと同じように利用できるクレジットカードといってもいいかもしれません。
MUFGグループのクレジットカードと言えば「三菱UFJニコス」もチェック対象と言えるでしょう。基本である「MUFGカード」の他にも多数の提携カードを発行していますが、提携カードはキャッシング枠がそもそも適用されないことが多いですね。
プロパーカードとなる「MUFGカード」であればキャッシング枠をつけることも可能です。三菱東京UFJ銀行のクレジットカードと違い、選べる国際ブランドが「VISAカード」だけでなく「アメリカン・エキスプレス」なども選ぶことが出来、ちょっとキャッシングの仕様が違ったりします。
アメリカン・エキスプレス | その他国際ブランド | |
---|---|---|
ゴールド・一般・ イニシャルカード |
14.95%~17.95% | 14.95%~17.95% |
プレミオ | (対応なし) | 14.95%~17.10% |
プラチナ | 14.95% | (対応なし) |
ゴールド プレステージ |
14.95% | 14.95% |
利用可能枠はカードによって違うのですが、だいたい100万円~500万円くらいが上限となります。
金利は消費者金融くらいで決して低いとは言えません。三菱東京UFJ銀行のクレジットカードと比べると3%ほどの差がありますので、MUFGカードの場合はメインの使用に据えるのはちょっともったいないかもしれませんね。もちろんショッピング利用は非常に有効だと思います。
クレジットカードのキャッシング枠をカードローンと同じような感じで使いたいかどうか。これで評価は大きく変わってくるような気がします。
三菱東京UFJ銀行のクレジットカードは適用される金利も低く、かつ即日振込融資をしてくれるなどサービス面でも充実。さらに海外キャッシングも可能なので1枚持っておけば困ることはない!という感じですね。
ただ利用可能枠が最高でも100万円ですのでもっと借りたい!という方には向きません。
三菱UFJニコスのクレジットカードはまさにクレジットカード会社、と言える感じになっており、金利も高めではあるもののカードのランクによって利用可能枠が大きくなるなど三井住友カードなど他のカードとくらべても遜色ないものが多いです。
ただ「カードローン目線」で考えると少々不便といいますか、あまり向いてないのかな?という印象は受けますね。
しかも三菱東京UFJ VISAカードなら金利も「バンクイック」並の低さで利用できますし、ゴールドなら9.0%と一般的なカードローンよりもかなり低金利です。
そんなにキャッシングを利用する機会はないけどもしものために備えておきたい、海外に行く予定がある…そんな方は1枚持っていても損は決してないと言えそうですよ。
いろんな角度から4商品、そして補足としてクレジットカードもくらべてみましたが、この商品だけがいい、この商品だけが見劣りする…ということはありません。
スピードを重視しつつも低めの金利で利用したいならバンクイックを、即日融資かつ自由な返済や24時間の借り入れといった利便性を追求したいのであればアコムを、手軽に、かつ少額で便利に使いたいならマイカード プラスを、しっかりとまとまった金額を低金利で借りたいならじぶん銀行のカードローンを…というように、それぞれ違うニーズを満たしている商品ばかり。全体でみるとどれも優秀なカードローンと言えるでしょう。
さらに海外での利用を考えている場合は三菱東京UFJ銀行のクレジットカード「三菱東京UFJ VISA」も選択肢に十分に入ります。1枚でショッピング・キャッシングが可能ですし、カードローンに比べると気軽に利用できるイメージもありますね。
自分の好みやライフスタイル、どのようなお金の使い方をしたいか?といったことに合わせて適切な商品を選ぶことが出来る幅の広さがUFJ系列のカードローンにはあります。カードローンを利用してみようかな、と思う方も、追加でどこかから借りようかなと思っている方も一度候補に入れてみてはいかがでしょうか?
【参考ページはこちら】
UFJカードだけが対応しているサービスとは?
それぞれの利用目的や生活の中におけるカードローンの立ち位置でその人にとってベストと言える商品は変わります。さらに、クレジットカードという選択肢もありますので選ぶのに逆に迷ってしまうかもしれません。
いずれの商品も優秀ですので「選んで損した!」なんてことはないと思いますが、自分のベストと思えるものを選べるように、「自分はカードローン(キャッシング)」をどう使いたいのか」を考えて選びましょう。
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このトピックでは簡単にしか紹介していませんが、それでも個性を感じられる4商品。どのような違いがあるのか気になりますよね!