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今さら聞けないキャッシングの疑問…金利の端数ってどうなるの?

必要に応じて現金の借り入れができるキャッシングは、困った時に頼れる非常に便利なサービスですよね。

でもいざキャッシングを利用してみると、その独特のシステムに戸惑うことも多いのではないでしょうか?特に金利に関しては、キャッシングを利用し慣れている方でも、仕組みがよくわからないままにとりあえず請求される金額を支払っているということもあるかもしれません。

とは言え、金利という形で余分にお金を払っていることを考えれば、やはりその仕組みについては正しく理解しておく必要があるでしょう。

ここでは、なぜキャッシングで借りたお金には金利がかかるのかという初歩的な疑問から、金利が加算されることによって生じた1000円以下の端数は完済時にどのように支払うべきなのか?という細かいところまで、今さら聞けない《金利の疑問》について詳しく解説していきます。

金利=利益!?キャッシングで金利が必要な理由

キャッシングでは当たり前のように借りたお金に応じて金利を請求されます。そもそもこの時点で、なぜ金利を払わなければならないのかという疑問を感じたことがある方もいるのではないのでしょうか?

キャッシングにおいて金利という仕組みが必要なのは、それがキャッシング業者にとって主な収益となるからです。

キャッシングというサービスの性質上、利用者に貸したお金がそのまま丸ごと返ってくるだけでは、1円たりとも利益は出ません。むしろ、経費を考えればマイナスになってしまいます。

利息収入はキャッシング業者にとってほとんど唯一にして最大の利益となるのです。

また、利用者の中には借りたお金をきちんと全額完済せずに踏み倒してしまう人も、少ない割合ではあるものの存在しています。利息にはそのようないわゆる貸し倒れによる損失を、多少なりともカバーするという役割もあります。

これらの理由から、キャッシングというサービスにおいて金利は必要不可欠、金利なしでは成り立たないと言っても過言ではないでしょう。

知っておきたい金利の正しい計算方法

キャッシングで借りたお金に金利がかかるのは仕方ないとしても、実際にどのくらい金利の分でお金を支払っているのかということは、やはりだいたいでもよいので把握しておきたいところです。

キャッシングの金利は、原則として年利と言って1年間に○○%という形で設定されていますが、実際には日割りで利息が加算されていきます。つまり借りたお金を完済するまでは、毎日少しずつ金利の支払額は増えていくというわけです。

(借入残高×金利)÷365日

1日ごとにかかる金利の基本的な計算方法はこのような式で表すことができます。キャッシング業者による利息の計算は返済日を基準に月1回行われることが多いので、実際にはこの金額に1か月の日数をかけた金額がその月に支払う利息ということになります。

文字だけで見ても少しわかりにくいかもしれないので、具体例を出してみましょう。

●借入残高が10万円、金利18%/年の場合●

(10万円×18%)÷365日=約49円

1か月(30日間)借りた場合…

約49円×30日=1470円

このように計算して、毎月の利息支払額を出すことができます。

キャッシングでは借入残高に応じて返済額が決まっていることが多く、実際のその金額のうち‎利息にいくら支払っていて、元金がどのくらい減っているのかということがわかりにくくなりがちです。

毎月の返済額が少ないのは金銭的な負担の少なさという点ではメリットですが、利息の支払いばかり嵩んで元金がなかなか減らないというデメリットもあります。毎月の利息の支払額をある程度把握して、必要に応じて返済計画を見直すことをおすすめします。

《トイチ》なんてありえない!法定金利の話

金利の仕組みだけでなく、適正な金利を知っておくこともキャッシングを利用するうえでは大切です。

キャッシングのような個人向けの融資サービスの上限金利は、貸金業法という法律によって以下のように取り決められています。

融資金額 上限金利
10万円以下 20%
100万円未満 18%
100万円以上 15%

業種や企業規模の大小にかかわらず、この法定金利を超える金利設定でキャッシングという形で融資を行うことはできません。

金利に関して《トイチ》という有名なワードがありますが、これは《10日で1割の金利》という意味です。これを年利に換算してみると、実に3000%以上というあり得ない数字になります。

きちんとした正規のキャッシング業者を利用している限りはこのような法外な金利に出くわすことはまずありません。もしも《トイチ》の金利を提示された場合、まず間違いなく違法な闇金融なので絶対に借り入れをしないようにしてください。

キャッシングにおいて、金利はほとんど唯一の利益とも言える必要不可欠な仕組みです。

実際に自分が借り入れに対してどのくらい利息を支払っているのかは、計算することができるので把握しておいた方がよいでしょう。

キャッシングの金利に関しては、上限金利が貸金業法という法律で決められています。《トイチ》などの法定金利を超える金利設定は違法なので、そのような業者では借りないようにしてください。

金利の端数、最後はどうなる?2つの対応方法

お金を借りた時は1万円単位、あるいは千円単位のキリのいい金額であっても、金利が加算されていくと上で挙げた例のように千円未満の端数が出てしまいます。

しかし返済方法として主流となっている銀行やコンビニでのATM返済の場合、どんなに細かくても千円単位での返済しか受け付けていないことがほとんどです。

となると、それに満たない端数金額はどうやって支払えばよいのか…ということになりますよね。

キャッシング業者によって多少異なりますが、端数金の対応には大きく分けると2つの方法があります。

  • 多めに支払いを受け、後から過剰分を返還する
  • 無利息残高として扱う

前者の方法をとる場合には、以下のような手順で進めることになります。

①ATMで端数が出ないように多めに支払いをする

②後日、キャッシング業者からお釣りを受け取る(店頭・郵送・銀行振り込みなど)

この場合、完済時には毎回必ず最後の1円まできっちり支払いをするということになります。

端数は利息がかからない!?無利息残高とは

2つの方法のうち、後者に出てくる《無利息残高》というのは、あまり聞きなれない言葉ですよね。

無利息残高とは…
ATM支払いによって借入残高が千円未満になった場合に、利息や手数料をつけず次回の借り入れ時まで取り置いておく金額のこと。支払い期限も設定されない。

この場合、千円未満の残高に関しては、次の借り入れ時に上乗せされることになります。それまでは、利息がつくこともなくそのままの金額で借入残高としてキープされているわけです。

1つ注意してほしいのが、無利息残高が残っている限り完済にはならないということです。

支払い期限がないので業者の方から支払いをするように請求されることは基本的にありませんが、いつまでも借入残高が残っているというのはあまり気分の良いことではありません。

また、次の借り入れをせずに契約解除する際には、この無利息残高を必ず清算しなければならないので、その点も気を付けてください。

金利が加算されることで出る千円未満の端数の金額は、基本的にATMでは支払うことができません。

そこで完済時には多めに支払ってお釣りを受け取るか、無利息残高として端数を取り置くか、業者によってどちらかの対応を受けることになります。

無利息残高は利息もつかず支払い期限もありませんが、これが残っている限り完済にはならないので注意してください。

節約してナンボ!金利負担を軽減する2つの鉄則

キャッシングを利用すれば金利が発生するのは仕方のないこととは言え、やはり払うお金は少なければ少ないほどいいというのが本音ですよね。お金を借りなければならないほど経済的に余裕がない状況であれば、なおさら節約することには熱心になるべきです。

金利負担を上手に軽減して賢くキャッシングを利用するためには、2つのことを実践する必要があります。

  • より低金利なキャッシングを選ぶこと
  • 一括返済・繰り上げ返済を効果的に行うこと

以下に詳しく解説していきたいと思います。

支払額に大きく影響…低金利を重視すべきワケ

まずキャッシング業者を選ぶうえで非常に大切なのが、金利の低さを重視するということです。

キャッシングの金利は業者によって少なからず異なります。そして金利が変われば、実際に支払う利息の金額もかなり変わってくるのです。

《10万円を1か月(30日間)借り入れ》

●金利18.0%/年の場合●
(10万円×18%)÷365日×30日=約1470円

●金利15.0%/年の場合●
(10万円×15%)÷365日×30日=約1233円

このように具体的に例を挙げて計算してみるとわかりますが、同じ金額を同じ期間借りていても、金利の違いでたった1ヶ月で数百円も支払額に差がつくことになります。

少額の分割返済が基本となるキャッシングでは、返済期間が年単位の長期間になることも珍しくないことを考えれば、この金利の差が決してささいな金額にはならないことは明白です。

知らなきゃ損!キャッシングの種類で違う金利の目安

金利はキャッシング業者の種類によって、ある程度目安をつけることができます。

  • ノンバンク系(消費者金融など)
  • 銀行カードローン
  • 信販系(クレジット会社など)

キャッシングを取り扱っている業者は大きくこの3つに分類することができ、それぞれの最大金利の目安は以下のようになります。

ノンバンク系 銀行カードローン 信販系
18.0%前後 14.5%前後 18.0%前後

業者によって金利は異なるものの、ほとんどの場合、この表からそう大きく外れることはありません。これを見ると、銀行カードローンが明らかに他の2種類と比べて金利が低いことがわかりますよね。

低金利でキャッシングを利用したいと考えるのであれば、まずは銀行カードローンを候補に考えてみることをおすすめします。
(⇒カードローン金利の平均は?

一括・繰り上げ返済を使いこなすコツ教えます!

上でも述べたとおり、分割返済のみで借り入れを完済しようと思うと、返済期間はかなり長くなってしまいます。

無理なく確実に完済まで支払いを続けやすいという意味では少額の分割返済システムは利用者にとってありがたいことですが、返済期間が長くなればなるほど利息の金額が膨らんでいくことを考えればよいことばかりとも言えません。

そこでおすすめしたいのが、可能な限り繰り上げ返済や一括返済を積極的に行うことです。

繰り上げ返済とは…
通常の月毎の分割返済とは別に、余分に返済を行うこと

一括返済とは…
借入残高を一度にまとめて全額支払うこと

繰り上げ返済・一括返済をすることで返済期間が短縮できるので、利息の支払額を当初の予定より確実に減らすことができます。ほとんどのキャッシング業者が通常の返済とは別に繰り上げ返済・一括返済を受け付けているので、ぜひ効果的に利用しましょう。

ただし金銭的に無理をしてまで繰り上げ返済・一括返済をする必要は全くありません。あくまでも普段の生活に影響が出ない範囲で無理なく返済を進めていくことを優先するようにしてください。

金利負担を軽減するためには、より金利の低いキャッシング業者を選ぶことと、繰り上げ返済・一括返済を効果的に行うことが大切です。

金利は業者によって少なからず異なりますが、ノンバンク系、銀行カードローンなどキャッシングの種類によってある程度の目安がつけられるので、業者選びの参考にしてください。

また、繰り上げ返済・一括返済は返済期間を短縮し利息を節約するのには効果的ですが、生活に影響が出ない無理のない範囲で行うようにしましょう。

超重要!金利の仕組みは正しく理解すべし

金利に関するあなたの疑問は解消できたでしょうか?

キャッシングと金利は切っても切り離せないものです。独特のシステムはすこしややこしく、難しく感じるかもしれませんが、金利の仕組みを正しく理解することがキャッシングを安全に利用するためにはとても大切なことなのです。

必要な知識をしっかり身に着けて、賢くお得に、そして安全にキャッシングを利用してください。

【参考ページはこちら】
キャッシングの審査基準に関するおすすめQ&A

キャッシングでは金利は必要不可欠なものなので、その仕組みを正しく理解するのは大切なことです。

基本的な金利の仕組みから金利によって発生する借入残高の端数処理の方法、そして金利を節約してよりお得に借り入れをする方法まで、金利に関する疑問はしっかり解消して、賢くキャッシングを利用してください。

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