カードローンやキャッシング、様々な個人融資の商品が出回る世の中ですが、逆にたくさん種類がありすぎて、いまいち分からないという初心者さんも少なくないでしょう。知っているつもりでも、細かい違いが分かっていない人もいるかもしれません。
どうせお金を借りるなら、少しでもお得に借りてみたいもの。お得な条件は人によって違いますが、ほとんどの人であれば、「どれくらい借りられるか」「利息はどれくらいか」と考えるのではないでしょうか。
代表的な個人融資、銀行系カードローンや消費者金融、色々とある中で、どれがお得に利用できるのかを考えてみましょう。
まず、お金を借りられる金融機関について考えてみましょう。大抵の人は銀行、消費者金融を思い起こすのではないでしょうか。その2つが代表的な金融機関であることは確かですが、現金に限らないのであれば、信販会社も候補に入れることができます。
しかし、生活の中で、自由に利用できるお金を借りるのであれば、やはり銀行、消費者金融が向いていると言えるでしょう。
現金ではなくショッピングクレジットをメインで利用したいのであれば、信販会社が向いていますね。ここでは現金に主軸を置いて考えていきましょう。
消費者金融は、融資を専門とした金融機関です。大手から中小まで多くの会社が存在し、中には華やかなCMで皆さんにアピールしていることもあります。有名どころの会社であれば、目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。
消費者金融が近年、人気を集めている理由は、やはり利便性が高いということが挙げられます。申し込みから審査、初回の融資までのスピードが非常に速く、時間をかけたくない人には最適と言える形態でしょう。（こちらもご参考に→おすすめのキャッシング会社情報はこちら）
いずれの方法にせよ、すぐに現金を利用したいという人には、かなり便利な存在です。返済方法も従来の翌月一括払いなどに加え、近年ではリボ払いが主流になり、ますます手軽に利用できるシステムになっています。
消費者金融と並ぶ人気を博しているのが、銀行系のカードローンです。大手の銀行はもちろん、それほど規模の大きくない銀行でも、便利に利用できるカードローンを提供しています。特に、自行の口座を持っている人には優遇サービスなどもありますので、ぜひチェックしたい存在です。
消費者金融に比べると、銀行のカードローンは金利が低い商品が多くなっています。これが最大の魅力と言えるでしょう。どんな人でも、少しでもお得な方が良いですよね。数％の違いを気にしない人であれば、あまり関係はないのですが、借入希望額によっては利息に大きな差が生まれます。
また、自行に銀行口座を持ち、一定の条件を満たしている人であれば、金利を更に低くしてくれるという、かなり嬉しいサービスを行っていることもあります。
同じように、住宅ローンなどの大型ローンを利用している人にも、銀行独自のサービスを提供していることも少なくありません。
銀行や商品によって優遇サービスは違いますし、行っていないこともあります。利用前には必ずチェックしておきたいですね。もしもそのサービスを見つけたら、自分が条件にあてはまるかどうか、しっかり考えてみましょう。
スピーディ、手軽にお金を借りたいという人には魅力の消費者金融ですが、銀行のカードローンよりも、多少の制限があることを覚えておきましょう。ご存知の人も多いことと思われますが、まず気になるのは総量規制のことです。
具体的には、「年収の三分の一以上の借り入れをしてはいけない」という内容です。年収が300万円なら、借りられるのは100万円までとなります。返済をしている途中でも、この金額を下回っていれば、新たな借入が可能ですが、しっかりとした返済計画が必要になります。
また、貸付をする貸金業者側も、利用者の借入総額が、総量規制に触れない金額に抑えることが義務付けられています。借入額と金利の関係上、上限金利の20％以内であっても、場合によっては総量規制を超えてしまうことがありますので、貸金業者側もかなり注意している項目です。
総量規制の他にも、貸金業法には様々な項目があります。借入金額に関することだけではなく、社会的立場によっては、すんなりと借りられないこともあるのです。金利の項目もありますので、悪徳業者に引っかからないよう、ここも抑えておきたいポイントですね。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 総量規制 | 年収の三分の一以上を借りてはいけない |
| 上限金利 | 貸金業者は20％を超える金利設定での貸付ができない |
| 信用情報の登録 | 貸金業者は利用者の信用情報を信用情報機関に登録する |
| 専業主婦の借入 | 配偶者の同意を必要とする |
| 収入証明書の提出義務 | 50万円以上の借入には収入証明書が必要 |
どの項目も、利用する人が後々に困らないようにするためのものです。総量規制は「思った通りの金額が借りられなくて不便」と言う人もいるのですが、収入で返済できるであろう金額を超える借り入れをしても、結果的には返済に困ることになりかねません。
上限金利の設定、信用情報の登録は、貸金業者側に向けて制定された内容です。利用者も知っておいた方が良いでしょう。違法な金利を見たら手を出さず、他の業者を探すことが重要です。
こうなると、気になるのが銀行のカードローンです。消費者金融のキャッシングは、貸金業法が関わることが分かりましたが、同様にお金を貸す商品を提供している銀行はどうなるのでしょうか？
銀行は貸金業者ではないため、貸金業法は関係ないということになります。よって、貸金業法で規定されている、総量規制などの制限もありません。
利息に関しては上限金利法、利息制限法により、やはり20％を超える金利設定での貸付を禁じられていますが、貸金業法による制限ではないということも覚えておきましょう。
消費者金融でキャッシングをするのと、銀行のカードローンでお金を借りることは、基本的には同じことなのですが、適用される法律が違うということですね。
もちろん、総量規制についても同様ですので、年収の三分の一以内での借り入れという制限はありません。審査次第で金額が決定されます。とはいえ、あまりにも年収とのバランスが悪い借り入れはできませんので、大きすぎる期待はしない方が良いでしょう。
また、総量規制の他にも、貸金業法には借り入れのための制限がいくつかあり、誰に対しても不満がないとは言えない内容かもしれません。とはいえ、利用者が返済に困らないようにするための法律でもありますので、きちんと理解して利用したいですね。
銀行は貸金業ではないため、貸金業法が適用されません。総量規制もありませんので、審査の結果によっては、消費者金融よりも高額の融資を受けることが可能です。とはいえ、返済能力を超えた貸付は行われませんので、多大な期待は禁物です。
計画的に利用できる自信がある人は、総量規制を気にしなくても良い、銀行のカードローンを狙ってみるのも良いでしょう。先に少し触れた通り、あまりにも年収、返済能力からかけ離れた借り入れは難しいですが、少なくとも銀行法には総量規制はありませんので、申し込むことは可能です。
銀行で融資を受けるとなると、担保を取られるのではないかというイメージを持つ人もいるかもしれませんが、今時の銀行系のカードローンとは、そのような心配がありません。
大抵の銀行カードローン商品には保証会社がついていますので、保証会社の審査に通れば無担保で借りられます。
銀行のカードローンは、審査が厳しいと言われています。しかし、きちんとした収入があり、過去の借り入れで返済事故を起こしていないなど、基本的な条件を満たしていれば、審査に通る可能性は非常に高いと言えます。これは消費者金融や信販会社と同様です。
銀行のカードローンの金利は、他の金融機関の商品と比べ、比較的金利が低いものが多くなっています。人気の秘密であることは、もう皆さんもご存知ですよね。ただ、なぜ銀行の金利は低いのでしょうか。
金利が低いのは、突き詰めれば、優良な顧客に長く銀行を利用して欲しいからという考えがあるからです。
金利や商品内容に満足した顧客は、他のローン商品の利用を考えたり、自行口座を開設する気持ちになるかもしれません。
もちろん、低額利用者を冷遇するわけではありませんが、慈善事業や公的機関ではない銀行としては、少しでも利益になる顧客を狙うことは仕方がないと言えるでしょう。
また、金利が高くなる低額利用者だとしても、やはり他の金融機関と比べると、比較的金利が低い商品が多く用意されています。少しでもお得なカードローン商品を探していきたいものです。
銀行のカードローンを申し込む時には、当然審査があります。優良な顧客であるかどうかはともかく、まずは「お金を貸しても確実に返してくれる可能性が高いかどうか」をチェックされると考えておきましょう。
| 審査項目 | 審査目的 |
|---|---|
| 年齢 | 収入を得られる年齢であるか |
| 勤務先、勤続年数、就労形態 | 安定した収入が期待できるか |
| 年収 | 借金返済が安定してできる収入か |
| 持ち家や家族構成 | 収入をどの程度返済に回せるか |
| 現在の他社借入総額 | 借り入れと返済のバランスは良いか |
他にも審査項目はたくさんあるのですが、重要視されるのは主にこれらの項目です。どれも最初の申し込みの段階で、申込書に記入する項目となっていますね。
勤務先、勤続年数、就労形態は、安定した会社で長い年数を働いている人ほど、先々の収入に期待できると考えられています。また、就労形態も、正社員、アルバイト、パート、派遣社員など、それぞれ安定性が違いますので、チェックされるべき項目だと言えるでしょう。
年収や持ち家、家族構成についても、返済能力に関わる重要事項です。年収が高くても、持ち家のローンが多額であったり、養う家族が多い場合は、返済に回せる金額が変わってくる可能性が高いわけです。
他社借り入れ総額も重要です。総量規制には関係がない銀行カードローンでも、借り過ぎてしまうことは好ましくありません。返済に困り、最終的に債務整理など、望ましくない状況にならないよう、バランスの良い借り入れを考える必要があります。
こういったことを審査され、問題がないと判断されれば、職場への在籍確認の後、審査に通過したかどうかの連絡が行われます。消費者金融の審査よりは時間がかかることが多いのですが、最近ではその速度も速くなりつつあるようです。
銀行の商品の金利が低いのは、優良な顧客を獲得したいためだと考えられます。借入額が高ければ高いほど金利が低くなるのも、高収入の顧客を狙っているからだと言えるでしょう。とはいえ、借入額が低い顧客でも、それなりにお得に利用することができます。
審査の内容は、いかに返済能力があるかという点に重点が置かれています。勤務先や就労形態はもちろん、持ち家の有無や家族構成などもチェックされ、収入のうちのどの程度の金額を、返済に回すことができるかどうかを測られることになります。
銀行のカードローンにはたくさんの種類があります。銀行の数だけカードローン商品があると言っても過言ではありません。一体どの商品にすれば良いのか、迷ってしまう人もいるかもしれませんね。そんな時に考えて欲しいのは、あなたがお金を借りる時、何を重要視するかと言うことです。
他にも、メインで使っている銀行の商品が良いと思ったり、全国で使える商品が良いと思う人もいるでしょう。そのような条件をピックアップし、根気よく探していけば、必ず理想の商品に出会えるはずです。
ここでは上記のチェック項目にあてはまり、多くの人に利用されているカードローン商品をチェックしていきます。どれも安定して使える商品ですので、ぜひ選択肢に入れてみて下さい。
みずほ銀行カードローンは、日本の三大メガバンクのひとつ、みずほ銀行が提供する商品です。審査の速度は最短で即日、急いでいる時にはチェックしたい商品の一つでしょう。
審査の速度も魅力ですが、みずほ銀行カードローンは、金利が低めであることが見逃せない魅力のひとつです。もちろん、借り入れ金額の高低によって変わってきますが、できるだけお得にカードローンを利用したい人に向いていると言えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | みずほ銀行カードローン |
| 金利 | エグゼクティブプラン：3.0％～7.0％ コンフォートプラン：3.5％～14.0％ |
| 限度額 | エグゼクティブプラン：200万円～1000万円 コンフォートプラン：10万円～1000万円 |
| 特徴 | みずほ銀行住宅ローン利用者は 0.5％の金利引き下げサービス適用可能 |
みずほ銀行カードローンには、2つのプランが存在します。プランは自分で決定することはできません。審査の段階で、みずほ銀行側が決定します。エグゼクティブプランはより金利が低く、限度額も最低200万円からと、裕福な人向けのカードローンだと考えられます。
一般的な利用者であれば、コンフォートプランが適用となるでしょう。金利はエグゼクティブプランよりも高めではありますが、決して高いというわけではありません。限度額は10万円から1000万円で、少額だけを利用したい人にも向いていると言えます。
最大の特徴としては、みずほ銀行の住宅ローンを利用している人がこのカードローンに申し込みをすると、0.5％の金利引き下げサービスを受けられるということでしょう。
住宅ローンとカードローンの申し込み店舗が同一という条件はありますが、住宅ローン利用者には見逃せない項目ですね。
日本の三大メガバンクのひとつ、三菱東京UFJ銀行から提供されているカードローン「バンクイック」は、審査がとても速いことで有名です。インターネット申し込みなら最短で30分、テレビ電話からの申し込みなら40分ということに加え、その場カードを受け取ることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 三菱東京UFJ銀行のカードローン バンクイック |
| 金利 | 1.8％～14.6％ |
| 限度額 | 10万円～500万円 |
| 特徴 | 最短30分で審査回答 即日振込可能 |
三菱東京ＵＦＪ銀行カードローン バンクイックは、とにかく審査が速いということが魅力です。もちろん、審査が速いからと言って、いい加減な内容ではありません。しっかりとした審査が行われますので、そこは念頭に置いておきましょう。
バンクイックでは、店舗の専用テレビ電話での申し込みも可能になっています。この時、自動車運転免許証を持って行けば、最短40分でカード発行までを済ませることができます。後でカードを郵送される手間を省きたい人には向いていますね。
バンクイックの利用を開始すると、様々な会員サービスを受けることができます。インターネットから口座振込を依頼すると、最短即日で振り込んでもらえるサービスもありますよ。便利に利用していきたいですね。
キャッシングのように手軽に使えるカードローンが良いという人なら、新生銀行カードローン レイクがお勧めです。今の時代、キャッシングとカードローンのボーダーはほとんどなくなっていますが、口座を通さずにすぐに現金を手にできるキャッシングは、やはり便利だと言えるでしょう。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 新生銀行カードローン レイク |
| 金利 | 4.5％～18.0％ |
| 限度額 | 1万円～500万円 |
| 特徴 | 30日間無利息サービス 5万円までは180日間無利息サービス |
新生銀行カードローン レイクは、特に金利が低いというわけではありません。しかし、限度額がまず1万円からという低額設定が可能で、ほんの少しだけお金を借りたいという人にはとても助かるサービスです。
みずほ銀行カードローンは、金利が低くてお得に利用することができます。コンフォートプラン、エグゼクティブプランと言う2つのプランがありますが、どちらを利用できるかは審査次第です。また、住宅ローン利用者は、更に金利が0.5％引き下げられるという特典があります。
三菱東京UFJ銀行のカードローン、バンクイックは、とにかう審査が速く、最短30分で審査回答を得られます。また、インターネットから手続きをすれば、即日振込も可能です。
新生銀行カードローン レイクは、キャッシングのように専用ATMや提携ATMで、口座を通さずに現金をすぐに手に入れられます。よりスピーディに利用したい人にお勧めです。
全く気にしなくて良いというわけではありませんが、やはり総量規制がない銀行のカードローンは、かなり便利な存在だと考えられます。また、金利が低いことも魅力です。最近では審査も相当速い商品も出ていますので、ぜひ使いたいものですよね。
キャッシングもカードローンも、計画的な返済を考える必要があります。いくら金利が低く、月々の返済が比較的低額で済むことが多いとはいえ、遅延や延滞などがあっては、信用情報に傷がつくことになってしまいます。
借り入れの前に、自分がどれだけの返済をスムーズに行えるかをしっかりと考え、自分に最適のカードローン商品を探していきましょう。
【参考ページはこちら】
三菱東京UFJ銀行系カードローンを比較！
最近では、審査が速いカードローン商品も次々とリリースされています。キャッシングのように手軽に利用できるものも増えて、カードローンはより進化していくと考えられるでしょう。
返済計画をしっかりと立てて、少しでもお得に利用できるカードローンが見つかると良いですね。ととはいえ、いくらお得でも、無理な借り入れだけには気を付けるようにしたいものです。
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消費者金融は審査が速く、手軽にお金を借りられるというメリットがあります。大手の消費者金融であれば、専用のATM、提携ATMが多いため、より便利に利用することが可能です。返済方法も豊富で、翌月一括払いの他、リボ払いも最近では多く利用されています。
銀行のカードローンは、他の金融機関と比べると、金利が低い商品がとても多く、お得に利用したい人に向いていると言えます。以前は審査に時間がかかると言われていましたが、最近では審査が速い商品も増えています。