専業主婦が圧倒的に多かった過去とは違い、現在は6割が夫婦共働き、所謂兼業主婦世帯となっているわけです。女性の社会進出が多くなってきたということもありますが、金銭的に共働きじゃなければ厳しいという実態があるのも事実です。
だからこそ、毎月の夫の収入だけでは、夫婦の収入だけでは厳しい、そんな事態になったとき、キャッシングを検討することもあるはずです。そのとき、専業主婦と兼業主婦、どちらがキャッシングを利用しやすいのでしょうか。
自身に収入があった方が有利なのか、専業主婦ならではのメリットはあるのか、主婦がキャッシングの審査に通過するためのポイント、注意点について、詳しくチェックしていきましょう。
主婦は家計の管理を任されることが多いかと思います。いくら毎月上手にやりくりをしていても、状況によって生活費や教育資金がかさんでしまい、手元にある金額では不足してしまうという事態が起こらないわけではありませんよね。
そんなとき、便利なのがキャッシングです。しかし、キャッシングはサラリーマンが利用するイメージが強い人も多いでしょうし、男性が利用するもの、という先入観を持つ人もいるのでは?そんなことはありません。
主婦でも銀行や消費者金融でキャッシングをすることは可能なのです。
実際、キャッシング利用者の3~4割は女性だというデータもあります。ただし、誰でも利用できるというわけではありません。
キャッシングを利用する際には、審査に通らなければいけないのです。審査に通るためのポイントは、主に次の3つが挙げられます。
ここで注目すべき条件が、安定した収入がある、という点です。
なぜ収入が必要なのか。それは、返済するための資金を自分の稼ぎで用意できるということもポイントとなるわけですが、実は総量規制が大きく関わっています。
貸金業法で定められている総量規制では、個人への貸し付けは年収の3分の1を超えてはいけない、と制限をしているものなのです。
ですから、年収がゼロになってしまうと貸付可能な金額もゼロになってしまうのです。これが、キャッシングの審査に通るためのポイントとして収入が重要視される理由なのですね。
仕事をしている兼業主婦であれば、パートやアルバイト、契約社員や派遣社員でも利用できるキャッシングは多くあります。
(⇒主婦でもキャッシングはできるってホント?)
借り入れをするにあたって、総量規制を守らなければいけないということはしっかりと覚えておきましょう。
キャッシングするということに不安を感じている女性は、少なくないかもしれません。特に、担当者が男性だとどうしても萎縮してしまい、聞きたいことが聞けないということもあり得ます。
そんなときお勧めなのが、レディースローンです。レディースローンは、女性を対象としたキャッシングで、担当者が全て女性であるという特徴があります。当然、利用者も女性に限られ、パートやアルバイトでも利用できるものが多いのです。
レディースローンは、大手消費者金融が設けていることも多く、窓口が違うというだけで商品内容は同じとなっていますね。初めてのキャッシングで不安、そんなときは、女性専用のレディースローンも是非チェックしてみてください。
総量規制がある以上、収入が無ければキャッシングが出来ないということになってしまいます。それでは、収入のない専業主婦は利用できないの!?そう思うかもしれませんが、実は総量規制には例外や対象外というものがあります。
まず、ここで押さえておきたいのは、総量規制は貸金業法内で定められている規制であるという点です。消費者金融や信販会社などの貸金業者が守るべき規制なのですね。
(⇒総量規制についてもっと詳しく)
つまり、貸金業者ではない銀行は総量規制に関係なく貸付を行うことが出来るのです。
銀行カードローンであれば、収入が無い専業主婦でも利用できる可能性があるということですね。ここで、専業主婦も利用できる銀行カードローンをピックアップしてご紹介しましょう。
カードローン名 | 限度額 | 金利 |
---|---|---|
イオン銀行カードローンBIG | 30万円~800万円 *専業主婦は50万円まで |
3.8~13.8% |
ソニー銀行カードローン | 10万円~800万円 *専業主婦は50万円まで |
2.5~13.8% |
みずほ銀行カードローン | 1,000万円 *専業主婦は30万円まで |
3.0~14.0% |
ここで注意しなければいけないのは、専業主婦が利用する際には別途限度額の制限があるということですね。専業主婦は、配偶者に収入があることを前提として審査を受けます。
配偶者の収入から返済を行うことを基本としますので、どうしても限度額が少なくなってしまうのです。
収入のある兼業主婦は自身の信用のみで審査を受けることが出来ますが、専業主婦の場合は夫の与信も審査の対象となり、問題があれば借り入れできなくなってしまうということになるのです。
とは言っても、夫に返済義務が生じるわけではありませんし、夫の同意が必要というわけでもありません。あくまでも、審査時にチェックされるというだけですから、夫に内緒で申し込みをすることは可能です。
専業主婦は、自信の与信に問題がなくても配偶者の与信によって審査結果が左右されてしまうこと、そして総量規制対象の貸金業者は利用できないということがデメリットだと言えるかもしれません。
実は、消費者金融等の貸金業者でも、専業主婦が利用できる可能性はあります。それが、配偶者貸付を利用するという方法です。
申込者本人と配偶者の収入を合算した金額の3分の1を超えない金額まで、借り入れが可能というもの
収入が低い、または収入が無い人でも、配偶者の収入によって借り入れが可能となる
配偶者貸付は、総量規制の例外として認められているものです。しかし、配偶者貸付を利用する際には夫に内緒でキャッシングを利用するということが困難となります。
配偶者貸付をする場合、提出を求められる可能性がある書類は次の通りです。
配偶者貸付を利用する際は、配偶者の同意書が必須となります。
また、消費者金融で配偶者貸付に対応しているところは多くないため、利用先を探すのも簡単ではないかもしれません。
専業主婦でも消費者金融を利用できる配偶者貸付という制度がある、ということは押さえておくようにすると良いですね。
ただ、限度額が低めになってしまうということは注意が必要ですね。専業主婦が利用する際の条件は、しっかりとチェックしておきましょう。
基本的に、専業主婦は総量規制対象外の銀行カードローンまたは配偶者貸付を利用するということになります。
しかし、たまに専業主婦でもOK!配偶者に内緒で借り入れ可能!そんな宣伝を行っているキャッシング会社があるかもしれません。
それを魅力的だと感じて申し込みたくなってしまう気持ちもわかりますが、少し待ってください。
審査が甘いキャッシング会社は、闇金や違法業者である可能性があるのです。
もし闇金や違法業者を利用してしまった場合、どうなってしまうのでしょうか。
闇金や違法業者を利用してしまえば、自分が苦労するだけでなく家族や知人にも迷惑がかかる可能性があります。
高金利で借り入れをしてしまえば、少額なキャッシングでも支払利息額が膨らんで返済が苦しくなります。だからこそ、注意しなければいけないのです。
通常、専業主婦は自身の返済能力のみで貸金業者を利用するのは不可となっています。審査の甘いところなら利用できるかもしれない、そう安易に考えてはいけません。
専業主婦がキャッシングを利用できる条件をしっかり確認し、騙されないように注意したいですね。
ここで、法外金利や強引な取り立てを行う闇金や違法業者を見極めるポイントをご紹介しておきましょう。
貸金業登録の有無は、次のように判断することが可能です。
まずは、広告に貸金業登録番号や固定電話番号の記載があるかどうかを確認しましょう。貸金業登録をしていれば登録番号が交付されていますし、固定電話を設置していなければ貸金業登録を行うことはできません。
また、登録番号があっても詐称の可能性もゼロではありません。それを確認するために、金融庁ホームページにある登録貸金業者情報検索入力ページをチェックするということもオススメです。ここで検索してヒットすれば、正規の貸金業者であることは確かだと言えます。
検索する際は、社名と住所、電話番号が合致しているかどうかについても注意しておくと良いですね。
闇金や違法業者は、甘い誘い文句で利用者を集めています。引っかかってしまわないよう、誤って利用してしまわないよう、十分気を付けておきましょう。
違法業者を利用しないよう、見極め方法をチェックして騙されないように気を付けたいですね。
専業主婦でも、キャッシングの審査に通る可能性はあります。しかし、それは特定の条件を満たした場合のみです。
専業主婦は、基本的に総量規制の関係で貸金業者からのキャッシングをすることが出来ません。また、利用する際には配偶者貸付によって配偶者の同意を得る必要があるのです。
銀行カードローンであれば専業主婦でも利用できるものもありますが、専業主婦は限度額が制限されていることも多いので確認が必要ですね。
パートやアルバイト等で収入のある主婦は、貸金業者からのキャッシングも可能です。ただし、総量規制によって年収の3分の1が上限となってしまうことは覚えておきましょう。
専業主婦がキャッシングを検討する際は、安心して利用できるところを探すようにし、闇金を利用しないよう注意したいですね。
【参考ページはこちら】
家族に内緒の借金がばれるパターン
兼業主婦は自身の信用のみでキャッシング可能ですが、貸金業者を利用する場合利用可能額が総量規制の範囲内になるため、収入が少なければ借入可能額も少なくなってしまいます。
自分がどこからならキャッシングできるのか、どのような条件をクリアしなければいけないのか、しっかりと認識しておきたいですね。
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女性のキャッシングなら、レディースローンというものもあるようですから、一度チェックしておきたいですね。