キャッシングは、お金が必要なときに借り入れできる便利なものです。特に、カードローンのように限度額内で自由に利用できるものは、いざという時の大きな支えになるかもしれません。
しかし、その便利さからキャッシングを利用しすぎてしまう、キャッシングを利用することが当たり前になってしまうと、キャッシング依存症になってしまうリスクがあります。
キャッシング依存症とはどのような状態なのか、キャッシング依存症にならないためにはどうすれば良いのか、なってしまった場合の対策はどのようなものがあるのか、詳しくチェックしていきましょう。
まずは、キャッシング依存症についてご紹介していきましょう。
キャッシング依存症の人には、次のような特徴があります。
キャッシングとは、借金のことです。借りたお金は確実に返済しなければいけません。しかし、カードローンのように限度額内で自由に借り入れ出来るものだと、繰り返し利用しているうちに感覚がマヒし、自分のお金を引き出しているかのような錯覚に陥ってしまうのです。
キャッシングを繰り返しているうちに、借金をしているという認識が失われてしまうのです。
お金が足りなくなれば借り入れする、そのことを当然のことのように考えてしまうのです。返済が苦しくなってしまっても、返済のために新たなキャッシングに手を出すことも抵抗なく行えてしまう、それがキャッシング依存症なのです。
また、ここできちんと理解しておかなければいけないのは、キャッシング依存症は病気であるということです。
キャッシング依存症は、日本人の5人に1人とも、10人に1人とも言われています。それだけ多くの人が、キャッシング依存症になってしまうということは、誰にでもそうなってしまうリスクがあるとも言えます。
キャッシング依存症にならないためにはどうすれば良いのか、きちんと理解しておくことが求められるのです。
(⇒キャッシングの危険性をチェック!)
では、キャッシング依存症にならないためにはどうすれば良いのでしょうか。ここでは、3つのポイントをご紹介しておきましょう。
まずは、3つのポイントを押さえておきましょう。
3つのポイントについて、それぞれチェックしていきましょう。
まずは、計画的な利用をすることが大切です。
どの目的でいくら必要なのか、そしてそれを返済するためには毎月いくら返済し、どのくらいの期間がかかるのか、それを把握した上で利用するようにしましょう。
何とかなる、少額の借入なら何度繰り返しても返済できる、そのような安易な考えが重なれば、キャッシング依存になってしまう可能性が出てくるわけです。
また、ギャンブル目的での利用を控えるということも重要です。ギャンブルは、終わりがありません。勝てばまだ良いのですが、負けてしまえばお金は無くなってしまいます。
勝つまでキャッシングをする、勝てばまたやりたくなる、ギャンブル目的でのキャッシングは、終わりが見えないのでキャッシング依存症になりやすいのです。実際、ギャンブル依存症の人の多くはキャッシング依存症でもあると言われています。
キャッシングをする際には、生活費目的ならまだしも、パチンコや競馬といったギャンブル目的での利用は控えるようにしておきましょう。
また、同じように買い物依存症の人も、キャッシング依存症となってしまう傾向にあります。必要なものならともかく、ただ欲しいからという理由で安易なキャッシングをしないようにしておきたいですね。
カードローンのようなキャッシングであれば、何度でも繰り返し利用することが可能です。これが便利なのですが、基本的には1度借り入れしたら完済してから次を、というのが理想ですね。
完済前にキャッシングを繰り返してしまうと、自分の返済残高がどのくらいあるのか分からなくなってしまい、結果的に気づいたときには借金額が膨らんでいるという事態に陥ってしまいます。
必要時を除いて、完済前の追加キャッシングは控えるようにしましょう。そして、余裕があるときは繰り上げ返済をして出来るだけ早く完済するように心がけましょう。
キャッシングを利用する際には、この3つのポイントをしっかりと心がけるようにしたいものです。
では、もしキャッシング依存症になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。まずは、本人が自覚することが大切です。
自分がキャッシング依存症であるということを自覚出来たら、次のことを実践しましょう。
まず、新たなキャッシングをしないよう、その手段を断つというのは分かりますよね。しかし、自分では気を付けられないこともあります。それが、家族に資金援助を受けないという点です。
カードローンのように限度額内で自由にキャッシング出来る手段をなくすということは、新たなキャッシングしないようにするために必要なことですが、この時クレジットカードのキャッシング枠があれば、それも解約しておくことを忘れないようにしておきましょう。
新たなキャッシング手段がなくなってしまえば、当然自分の手元にあるお金だけでどうにかしなければいけません。
もし、家族や知人が資金的な援助をしてしまえば、自分自身での収入でやりくりをするという感覚をいつまでも身に着けることが出来ないのです。
しかし、それでは膨らんでしまった借金を返済することが出来ない、結局返済に苦しむ状況は変わらない、そう思うかもしれません。そこで是非行って頂きたいのが、弁護士への相談なのです。
キャッシング依存症になると、借金を繰り返すことで返済額が膨らみ、大きな負担になってしまうことは少なくありません。自分で気づかないうちに、高額な借金を背負っている状態です。
当然、自分で頑張って返済をしていくということになるわけですが、金額によっては難しいこともありますよね。しかも、親族や知人の助けなしで返済するとなれば、大変です。
そんなときは、弁護士や司法書士などの専門家に相談してみることをオススメします。
弁護士や司法書士に相談するとお金がかかるのでは?と思うかもしれませんが、相談だけであれば無料で行えることが多くなっていますので安心です。
相談をすると、債務整理についてのアドバイスを受けることが出来るはずです。
債務整理をすれば、今ある借金をゼロに、もしくは半分~3分の1程度まで減らすことが出来る可能性があります。借金の返済額が減れば、自分でも完済できるかもしれませんよね。
また、相談時には過払い金の確認をしてもらうこともできます。貸金業法改正によって法定上限金利が引き下げられたことで、その金利差分の返還請求を行うことが出来るようになったのです。
更に、複数の借入がある多重債務であれば、一本化をすることで返済負担を減らすという方法もあります。専門家に相談することで、今の状況を改善する方法が見つかるはずです。
個人情報が気になるという場合は、匿名で相談できる場合もあります。1人で悩まずに、まずは専門家への無料相談を行ってみると良いですね。
キャッシング依存症は、自分の甘さがゆえになってしまったもので自分でどうにかしなければいけない、そう考えてしまうかもしれませんが、そうとは限りません。
キャッシング依存症は病気です。自分を責めるのではなく、心理カウンセラー等の指導を受け、しっかりと病気に向き合うことが必要となるのです。
また、キャッシング依存症の人たちのための自助グループを利用するのも良いですね。同じような状態の人たちと一緒に、キャッシング依存を克服していくことが出来るので、悩みを共有できるというメリットがありますね。
また、依存症の克服には心理カウンセラーや自助グループへ通うなどの手段を行うことが望ましいようです。恥ずかしいと思わず、まずは相談することから始めたいですね。
キャッシングをする際には、必要なときに必要な金額のみを借り入れするということが鉄則です。そして、必要なときというのも、必ずそれをしなければいけないというときのみ、利用するようにしましょう。
キャッシングの目的が、ギャンブル、装飾品等になってくると、どうしても利用してしまう頻度が高くなってしまいます。利用目的、そして利用金額、返済金額や返済期間をしっかりと認識してから借り入れするようにしたいですね。
便利なキャッシングで、自分が借金まみれになっては残念です。気を付けるべきポイントをしっかりと押さえ、日々の生活の中で上手に利用したいものですね。
【参考ページはこちら】
キャッシングするとどうなる?安全に使うためには
自分が利用状況を確認し、借り過ぎに気をつけることが出来れば依存症になることはありません。まだ大丈夫、その安易な考えが依存症への1歩となってしまうことを自覚しておきましょう。
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キャッシング依存症にならないためいどうすれば良いのか、なってしまったときはどうすれば良いのか、きちんと知識を持つことが求められそうですね。