あなたはホントに自分に合った業者で借りていますか?とおりやすいというだけで申込んでしまい、ローン選びに失敗する方って意外と多いんですよ。
審査の通りやすさは、人によって千差万別。あなたにとっての通りやすさが、他の人と同じとは限りません。
(こちらもご参考に→キャッシングの基本的な審査基準は?)
大切なのは、自分の弱点をカバーしてくれるようなカードローンを選ぶこと。あなたにとってピッタリの借り方に巡り会えるよう、業者選びをもう一度見直してみませんか?
「審査にとおりやすい」といっても、実はその内容は言う人によってバラバラ。なぜなら審査を受ける人によって、それぞれ求める通りやすさが異なるからです。これを間違うと、ピントのズレた借入先を選ぶハメになってしまいますよ。
先ず最初は、属性の低い人にとって通りやすいカードローンを考えてみましょう。カードローンの申込書項目は、ご存知のように年齢性別や住居形態、勤務先まで様々なジャンルに渡っています。
これらの記載事項はスコアリングといって企業独自の採点基準で数値化され、審査結果に反映されます。この数値が低いことを一般に属性が低いと言っています。
スコアの低い方達が求めるのは、それぞれの弱点に対する条件の低さや審査の甘さなので、人によって必要とするものが全く違うのです。以下は属性に関する弱点の一例です。
申込む人 | 審査上の弱点 |
---|---|
高齢者 | 年齢が高いこと |
新入社員 | 収入額・勤続年数が低いこと |
自営業 | 収入が不安定であること |
これを見ると、それぞれの弱点をカバーできるところを選ばないと意味がないということが分かりますね。例えば60歳を過ぎた方なら、なるだけ年齢上限の高いカードローンを選べばいいということになります。
また新入社員の方は、年収額や勤続年数を問わないカードローンがピッタリでしょう。この場合は「年収金額、勤続年数は不問」といった表示を目安に選べば大丈夫です。
自営業の申込みには殆どの企業が対応していますが、中には自営業者専用のローンもあります。こちらは総量規制対象外ということもあって、借換えをする方も増えているんですよ。自営業の方なら、この専用ローンがとおりやすさでは一番でしょう。
(⇒キャッシングの総量規制についてもっと詳しく)
ただ他の細かな属性についての審査基準については、なかなか判断がつかないのが普通です。例えば「水商売の人」とか「保険証が国保」といった個々の細かなケースについては、せいぜい他の属性とも総合して判断されるだろうとしか言えないのです。
ただ収入に関しての消費者金融と銀行の対応の違いは、わかりやすく確実なもののひとつです。総量規制導入の結果、消費者金融はあくまでも本人年収にこだわりますが、銀行カードローンならその点は比較的甘く、専業主婦でも借入可能です。
大手消費者金融の間では大きな差はないのですが、銀行など金融機関のカードローンの場合、以下のようなものなら比較的審査に通りやすいことが考えられます。属性に自信のない方は、銀行などで通りやすい商品を探してみるのもひとつの方法ですよ。
ところが返済状況がよくない方となると話は別です。この場合、審査に通りやすい所を見つけるのはずっと難しくなってきます。肝心の返済実績そのものが悪いのですから、他の属性がいくら良くても関係ありません。属性の悪さがマイルドだとすると、こちらはストレート。申込先も非常に限られてきます。
ただこのような方達にも、お金を借りる上で主張できることがあります。それは「過去はともかく今は大丈夫」だということ。これからはちゃんと返済できるということを分かってもらえれば、一部の業者では以下のような方であっても審査次第では融資可能なのです。
ただしどの場合も、只今現在延滞中という方はNGですよ。返済に問題のある方達にも対応可能なのは、過去については不問にして「現状重視」してくれる業者です。このような企業方針が、こういう方達にとってのとおりやすさということになるでしょう。
ただ現状を重視してくれるような業者は、大手の中にはなく中小の消費者金融にしか見つかりません。知名度の低い業者が殆どですが、インターネットでよく調べて申込めば安心して利用することが可能です。ただ大企業ではないという点で、以下のようなちょっとしたデメリットは我慢しなくてはなりません。
誰とも会わずに申込めたり、カードで借りれるといった大手の便利さに比べれば不便も多いのですが、自分にとって通りやすいのはココしかないのなら我慢するしかありませんよね。
金利については登録業者である以上、法定金利上限を守っているので大手と大差がつく訳ではないのですが、10万円以下の貸付に対して以下のように差が出るケースもあります。
○中堅企業A社 元本10万円以下:年利20%
○大手企業B社 元本10万円以下:年利18%
でもこれらはそう大きな違いではありませんし、気にならない方も多いでしょう。ただ中小の消費者金融の審査には、実はこれ以外にも大手とは異なる点が幾つかあります。
現状重視を求めて中小業者を選んでも、実際の審査がそうスムーズに行くとは限りません。大手より柔軟対応で通りやすいことは確かなのですが、大手とはまた違った角度でより綿密な審査をされることも多いのです。しかし過去に返済トラブルのあった人にお金を貸す訳ですから、警戒されるのは仕方のないことかもしれません。
中小消費者金融業者の審査は、電話や来店で直接申込み者と対話する機会が多いのが特徴です。申込書や信用情報だけでは見えてこない情報を、直接対話して聴き取るんですね。また来店の際には、態度や服装などもしっかりチェックされています。これって大手消費者金融で借りる際には考えられないことですよね。
申込み可能だという点では通りやすいには違いないのですが、このように蓋を開けてみると案外大変だったりします。ただし対面審査の良い点として、担当者の眼鏡にかなえば案外スンナリ可決する可能性もあります。勿論その反対もありですが。このように審査結果に予測がつかないのも、中堅消費者金融審査の大きな特徴だと言えるかもしれません。
中小消費者金融の審査の厳しさを表すものとして、提出書類の多さをあげることもできます。以下の中堅企業の提出書類の一例を御覧下さい。
プロミスなど大手企業なら、通常一番上の「運転免許証、健康保険証、パスポート等」だけでも借入可能ですから、中小業者はいかに必要書類が多いかが分かりますね。
住民票は中堅消費者金融の必要書類のリストによく見られるもので、債務者の住所を特定する必要があるからです。これひとつとっても、中小消費者金融の審査の厳しさが実感できるのではないでしょうか。借入を急ぐ方は早い目に住民票の手配をしておきましょう。
このようになかなか手間のかかる中小消費者金融の審査なのですが、これでめでたく審査通過できるのなら問題はありません。しかしあれこれ尋ねられて四苦八苦した挙げ句、結局は否決ということもあり得るのです。
アコムやモビットなど大手消費者金融の成約率は40%代ですが、中堅消費者金融の成約率はもっと高い目です。とはいっても何割かの人は審査に落ちますから、中には苦労がムダになる方も出て来るのです。人によっては更に通りやすい業者を選んだ方がより安全かもしれません。
やはり借入先は自分にピッタリのものを厳選することが大切ですね。単に「とおりやすい」という噂だけで申込むと、ムダに審査に落ちてしまったり、自分に合わないところで借りるハメにもなってしまいます。ただ時間がないと選ぶ余裕もなくなりますから、借りる必要が生じたらなるだけ早く借入を決断することも大切ですよ。
事故情報などを抱えた方は、借入先がぐっと狭まっているだけに、業者選びはより慎重にしなくてはなりません。落ちた時のダメージの大きさもひとしおなので(審査がムダになる・次はもっと申込みにくくなる)、敢えてワンランク落とした方がいい場合もあります。
(⇒ブラックの専業主婦でも借りられる?)
但しご説明した通り、中小の消費者金融では詳細に審査をされるため、事情を飲み込んでもらえれば返って審査にとおりやすくなるケースもあります。例えば連帯保証人になったため自己破産に至った方などは、自分に落ち度の少ないことを納得してもらえれば、審査に通る可能性大ですよ。
ただ中堅業者には中堅業者の良さもあります。例えばご商売をしている方など、融通の効く中堅業者で助かる方も多いと聞きます。また個人で地元の老舗消費者金融を長年愛用している方もたくさん居られます。
審査の通りやすさも大切ですが、お金を借りるには利用のしやすさも大切ですよね。心配なのは属性だけというあなたなら、設備の整った大手消費者金融でも、気楽な地元の中堅消費者金融でも、どちらでも自由に選べますよ。それぞれの良さを天秤にかけて、お好きな方で申込んでみてください。
【参考ページはこちら】
カードローンの申込み方法は簡単?
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