山口県にある西京銀行は、「銀行」と名がつく前から、80年以上続く歴史ある銀行です。現在に至るまで様々な経緯があるのですが、その分、地域住民を大切にし、愛されている銀行でもあります。
そんな西京銀行は、様々な種類のカードローンを用意しています。
どのカードローンがいいのか悩む所ですが、それぞれ特徴があります。その特徴を踏まえてどんな選び方がいいのか、考えてみたいと思います。
西京銀行は、1930年に徳山無尽共益株式会社として始まりました。その後、合併や変換を経て、今の西京銀行になりましたが、元をたどれば80年以上の歴史を持つ会社となります。
ちなみに無尽共益株式会社とは、一定の口数と給付金額を定めて加入者に定期的に掛け金を払ってもらい、一口ごとに抽選、入札などにより加入者に金銭以外も含めて給付を行う事を業務とした会社になり、現在は1社を残すのみとなっています。ほとんどが、西京銀行のように変わってしまいました。
現在、第二地方銀行として規模はさほど大きくないのですが、グループ会社が4社あり、また、スポーツ振興に協力したり資金面で地域産業をサポートしたり、地域に密着した銀行として様々な活動を行っています。
西京銀行概要
創 業 | 1930年(昭和5年)年11月 |
---|---|
所在地 | 山口県周南市 |
資本金 | 159億9千万円 |
店舗数 | 44店舗 |
金融機関コード | 0570 |
邦銀初の女性副頭取の採用や2005年にはインターネット銀行構想など、女性の社会進出や新しいこともにもにも力を入れていた西京銀行ですが、提携会社の不祥事により計画は断念、女性副頭取も辞任しました。また、自行でも不祥事が続いたため苦労の時期はありました。
しかし、今現在は地元に密着した銀行として努力し、今に至っています。
ちなみにグループ会社の4社はこのようになっています。
この中で西京カード会社があります。業務としては消費者金融と同じように貸金業を営んでいます。扱っている商品としては、ショッピングクレジットも扱っているようですが、主に不動産担保ローン、フリーローンとなっており、西京銀行で扱っているカードローンとはまた少し違うと言えると思います。
地域密着に力を入れているのもあるのでしょう。地域住民のニーズに応えているのでしょう。ローンもいろいろな内容のものがあります。先に触れたフリーローンは当然特西京銀行にもあるのですが、そのフリーローンやカードローンは種類も豊富と言えます。
フリーローンでは、来店不要のタイプや女性専用、不動産活用も含めて7コースあります。
カードローンはフリーローン同様、種類も多く、現在7コースあります。
それぞれに借り入れの対象条件や限度額、利率に違いがあり、中には地方銀行にも関わらず全国対応したコースもあります。
今回は、カードローンに視点をあてて見てみます。
「さいきょうゲットカードローン」概要
利用対象 | 年齢が満20歳以上60歳以下 勤務年数、営業年数3年以上で、前年度税込年収200万円以上の給与所得者および個人事業主 (主婦、アルバイト、パート、年金受給者、学生不可) 営業区域内に居住または勤務 保証会社の保証を受けられる |
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使い道 | 自由 (ただし事業性は除く) |
限度額 | 50万円~500万円(50万円単位) ※(年収条件として)前年度税込年収200万円以上かつ申込金額の2倍以上必要 |
融資期間 | 2年 (2年ごとに審査のうえ、自動更新。満65歳を超えての更新はナシ) |
利率 (年率) |
5.5%、8.5%、12.5% (固定金利、保証料含) |
遅延損害金 | 18.25% |
返済方法 | リボルビング返済 |
返済日 | 毎月10日 (休日の場合、翌営業日) |
担保・ 保証人 |
不 要 |
必要書類 | 本人確認書類 (運転免許証、パスポート、健康保険証など) 年収確認書類 (50万、100万コースは不要) 届印 |
保証会社 | 株式会社オリエントコーポレーション |
申込方法 | インターネット、窓口 |
まず西京銀行のカードローンで一番前面に出ているカードローンが、「さいきょうゲットカードローン」になります。
これは、西京銀行でも一押しのカードローンと思えばいいでしょうか。
特徴としては、最高限度額が500万円となっています。一見他行に見劣りする印象はあるかもしれないのですが、西京銀行のカードローンの中では大きな額ですし、普段の生活を考えても充分と言える額なのではないでしょうか。
もちろん金利も最初は低い印象が持てないかもしれません。しかし、初めての借り入れの場合は、小額からの融資になるので上限金利の方で見るもの。そう考えると他行に見劣りするものではないはずです。それで12.5%ならば、充分に低い金利と言えるのではないでしょうか。
申込時時にはインターネットが使えるのですが、最終的な申し込みは窓口での手続きになっているので、多少手間を感じるかもしれません。
年収やら条件は、厳しいと感じる人もいるかもしれません。ただ、一般的にサラリーマン等、働いている状態で考えれば、そうそう厳しいとも言い切れないのでは。
最後には店頭での手続きとなっているけれど、最初はインターネットというのも今の流れに遅れているわけではないし、仕事を休む必要がある場合には審査結果が出てから休みを取ればいいので日程調整はしやすいのかもしれないですね。
もちろん種類が多いと言うだけあって、「さいきょうゲットカードローン」以外にもお勧めカードローンはいろいろあります。順に見ていきます。
「さいきょうサンクスカードローン Qパックカードローン」は、西京銀行に給与振込をしている人専用のカードローンになります。条件に年収はないのですが、変わりに給与振込としては、50,000円以上、3カ月以上の実績という条件はあります。
また融資額は、30万円と50万円の2コースがあり、小額融資を希望する人向けと考えてもよさそうです。
同時に、元々の西京銀行とお付き合いがある人向けのカードローンコースと言っていいでしょう。もちろん、西京銀行とこれからお付き合いしようと考えている人にもお勧めです。銀行と付き合いをしていく、いい切欠になるかもしれません。
「さいきょうサンクスカードローン 住パックカードローン」は、西京銀行で住宅ローンを利用している人専用のカードローンになります。
「Qパック」のコースと同様に西京銀行とお付き合いがある人向けではありますが、住宅ローンを利用している人が優遇されているカードローンと言っていいでしょう。西京銀行との取引が無い人には難しいですが、逆を言えば、いろいろと利用している顧客を大事にしていることを現わしているローンと言えるでしょう。
「さいきょうサンクスカードローン」は、どれも西京銀行を利用している方が対象となっており、これら2種類のコースになります。
銀行の利用内容により、カードローンの限度額や利率などが変わってきます。これらのカードローンも当然、手続きは最終的に窓口になるのですが、ついでに住宅ローンについて話をする、などいい機会になるかもしれません。
「さいきょうカードローン チョットポケット」という、ちょっと可愛いネーミングのコースがあります。チョットとあるだけあって、対象者が主婦をはじめ、アルバイト、パート、年金受給者や学生などでも申し込みができるコースになり、幅広く活用できるようになっています。
この中で、アルバイト、パートも融資可能となっているカードローンは多いのですが、特に年金生活者にまで対象を広げているカードローンはそうそうないので、高齢者にはオススメと言えるカードローンです。しかも申込可能年齢が75歳となっているのは、かなり珍しいと言えます。
その分、金利は9.8%・14.78%と他のコースよりも多少高く設定されています。条件により100万円までしか融資が受けられない場合もありますが、それでも年収など、他のコースの条件に当てはまらない人にはありがたいカードローンコースといえるでしょう。
申し込みに関しては、やはり他のコース同様、最初はインターネットでも可能なのですが、最終的に窓口に出向く必要があります。
「かなえるカードローン」は、申し込みが全国対応しています。
また、他のコースでは対象外になっている専業主婦やパート、アルバイトも限度額の設定がそれぞれ少ないながらも借り入れが可能になっており、幅広く利用できるようになっています。ただし、属性により限度額があるのでそれぞれ自分の属性がいくらまで借りられるのかの確認が必要になりますが、現状このようになっています。
極度上限額 | 職業の形態 |
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50万円 | 主婦(無職) 年金受給者 |
100万円 | 契約社員 派遣社員 パート アルバイト |
300万円 | 正社員 公務員 自営業者 |
申し込みはインターネットで可能なのですが、やはり手続きはネットで最後まではできません。
しかし、窓口にまで出向く必要はなく。変わりに仮審査に通ったら、郵送での手続きになります。心配かもしれませんが、書類が届くので記載して返送すれば大丈夫です。
「さいきょうファーストカードローン」も全国対応しています。「かなえるカードローン」とまた違って、対象者への制約はさらに少なく、条件を見て選ぶといいでしょう。
かなえるカードローン | さいきょうファーストカードローン | |
---|---|---|
融資対象者 | 満20歳から満64歳まで (満60歳以上は、正社員や公務員、自営業でも融資上限額が100万円まで) 安定して継続した収入がある (学生は不可) 保証会社の保証が受けられる |
満20歳以上満70歳以下 安定して継続した収入がある (専業主婦は配偶者に安定した収入があること) (学生は不可) |
申込方法も「かなえるカードローン」と同じでインターネットで、審査が通ったら郵送で書類が送られてきます。記入後、返送してOKとなります。
その特徴も様々で、融資の対象者を幅広くしていたり、来店不要のカードローンがあったり、元々の銀行の顧客には優遇したカードローンがあったり。
しかし、他社(他行)で見かけるおまとめは、今はないようです。需要が少なかったのでしょうか。
いずれにしてもコースが多いので、どれにしようか悩みどころではあるでしょう。
西京銀行のカードローンを簡単にですが、一通り紹介しました。種類が多いと感じる人は多いと思います。それぞれの細かい内容は西京銀行のホームページで確認してください。
一番のオシは、やはり「さいきょうゲットカードローン」ではあるのですが、条件によりいろいろでしょう。
たくさん種類があるとどれがいいのかわかりませんし、悩む所でもあるかもしれません。確かに大まかに見るとどれも似たように感じるでしょう。
しかし、「さいきょうゲットカードローン」以外にも年収制限がありますし、カードローン以外での銀行とのお付き合いによって使えるカードローンもあるため、一つずつ条件等を見て、検討していくと自ずと自分にあったカードローンがどれか見えてくるはずです。
どのコースにしろ、地域に密着した銀行のカードローンです。地域住民でもある顧客の相談には、快く乗ってくれるはずです。
そうして、自分にあったカードローンをみつけてください。
もちろん、全国対応のカードローンもあるので、地域外の人も、検討する余地は大いにあります。
しかし、ネットでの申し込みが当たり前のようになっているし、来店不要のカードローンコースもあるので、遠く離れた人たちでも申し込みは可能です。
もし「いいな」というカードローンコースがあるのならば、カードローンを考えてみてもいいのでは。
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規模は大きくないとしてもグループ企業を作って展開しているのをみると、経営もしっかりしていると言えるのでは。
そんな西京銀行では、融資にも力を入れていると見えて、フリーローンやカードローンも豊富そう。どんなコースがあるのでしょうね。