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つい借りてしまうキャッシング依存症!借り続けるのを止めるには

「ちょっと手持ちが足りないからキャッシングしよう」なんてことが珍しくない今の世の中ですが、気をつけなければならないことがあります。

それは「依存性」!アルコール依存症やギャンブル依存症など、様々な依存症がありますが、「キャッシング」や「カードローン」も依存の対象になってしまうことがあるんです。

「自分は大丈夫」と思っていたら大間違い。もしかしたら何かのきっかけで知らず知らずのうちに依存症となっている可能性もあります。

そこで、今回はどのような方がカードローンやキャッシングに依存しているのか、その対策方法や解決策についても調べてみました。

依存の原因のひとつとなるのが「ギャンブル依存症」

カードローンやキャッシングに依存してしまう大きな理由として挙げられるのが「ギャンブル」です。

ギャンブルといっても競馬・競輪など種類は様々ですが、中でも一番多いのは「パチンコ」のようですね。

なぜパチンコなどギャンブルをする人、ギャンブル依存症の方がカードローンやキャッシングなどにも依存してしまうのか紐解いていきましょう。

ギャンブル依存症の人は「お金があるとギャンブルにつぎ込む」

なぜギャンブル依存症の方がカードローンやキャッシングでお金を借り続けることになるのか…その理由はもちろんギャンブルに使うから、です。

とはいえ「ギャンブル依存症ってただギャンブルが好きでやっている人じゃないの?」と思う方もいると思いますので、ギャンブル依存症という病気についてもちょっと説明したいと思います。

昔はギャンブル依存症は「個人の資質の問題であり、やめようと思ったらすぐにやめられる」という風潮ではありました。つまり、ギャンブルをついついやってしまう心の弱さが原因なのであって、それは病気ではないという考え方です。

しかし現在はギャンブル依存症は立派な「病気」であり、きちんとした治療やケアが必要と言われています。

ギャンブル依存症になってしまうと、ギャンブルができないことが非常に辛くなります。これは薬物中毒の方と近いと言えるでしょう。

なので少しでもお金があるとパチンコに行き、お金がなくなると家族や友人から借金をしてまでパチンコをする…ということが常態化していきます。

日本の成人の5%がギャンブル依存症になっている!

ギャンブル依存症の人なんてそんなにいないのでは…?と思ってしまいますよね。自分の周りにもそんな人はいない、と思っている方はとても多いのではないでしょうか?

しかしそんなことはない…のかもしれません。現在の厚生労働省の調査によると、なんと成人の5%に値する「536万人」はギャンブル依存症だと診断されているんです。

536万人もいるとなると、自分の周りに一人くらいいてもおかしくない…そう思えますよね。

自覚症状がありながらもつい続けてしまう人もいる

もちろんギャンブル依存症になった人の多くは、はじめは「軽い気持ちでパチンコにいった」というケースがとても多いです。友人や先輩に誘われた、といったささいなきっかけです。

しかし趣味で楽しんでいたものがだんだんと夢中になる、ビギナーズラックで大勝ちしてしまったことで「パチンコで簡単にお金を稼ぐことが出来る」と勘違いする…といったきっかけでどんどんと沼にハマっていってしまうんです。

しかもきちんと働きながらパチンコやスロットを趣味(すでに依存に入ってはいますが)でしているのであれば、問題なくカードローンでお金を借りることも可能です。「簡単に資金を調達出来るからまたパチンコが出来る!」と思ってしまうわけですね。

そして負けてしまうと「次はこの負けを取り返さないと」と、資金を調達するために家族や友人からお金を借りたり、あるいはカードローンでさらにお金を借りることを繰り返します。

最初、返済できているうちはいいのですが、そのうち返済ができなくなるとそのためにまたお金を借りる、そして返済するためのお金のはずなのにそれをパチンコにつぎ込んでしまう…とう負のループに陥る方も多いです。

自分でも「この状態は異常だ」と思っていながらも依存してしまっているので歯止めがきかず、ついパチンコにお金を使ってしまうわけです。

家族のお金を使い込んだり家財道具を売ってまで資金を作る人も

中には父親の退職金や、子供の貯金など手を付けてはいけないお金を使い込んだり、家財道具を質にいれてまでパチンコの資金を得ようとする人までいます。ここで自分でもその異常性に気がついていればいいのですが、多くは自覚症状がないようですね。

よく体験談などでも「生活費に手を付けてパチンコに言ってしまった」なんてよく聞きますが、実際に多く行われていることです。

最終的には家族や自分自身で「これ以上は本当に危ない」と思ってクリニックで治療を受け始めるケースが多いのですが、多くの場合本人が「これでやめるから」と言うのでそれを信じたり、借金を肩代わりすることでなんとか解決したいと思う人が多いです。

そのため治療の開始が遅れることがとても多いようですね。「これまで普通の息子だったのにそんなはずはない」「うちの妻に限って依存症ではない」という家族の思いも治療を遅らせる原因のひとつと言えそうです。

ギャンブル依存症の方は、合わせて資金調達のためにキャッシング依存症になっているケースがとても多く、多重債務であることはほぼ間違いないといってもいいでしょう。

ギャンブルにはお金が必要です。負けるとその負けを取り戻すためにお金が必要になりますし、勝ったとしても貯金や負債を返済することなくさらにつぎ込んでしまう…。

ギャンブル依存が理由でキャッシング依存にもなっている例、と言えるでしょう。

自分の楽しめる範囲、家計などに影響を与えない範囲で楽しむのであれば趣味ですが、度を越してしまうと病気です。

自覚症状があるのであれば、早めに病院へ行きましょう。

依存したいわけではないが結果的に…「多重債務」に陥る人も

先程のトピックでご紹介しました「ギャンブル依存症」の方の場合は、パチンコなどギャンブルをするための資金調達方法としてカードローンやキャッシングを利用することが多いことはおわかりいただけたかと思います。

しかしそういった「依存」はなくとも、借りるしかない状況で借りざるを得ない、「依存せざるを得ない」という状況に陥ってしまっている人も中にはいるんです。
(⇒キャッシング依存症の心理とは?

生活費がないため、借りるを得ない状態

わたしたちは日々生活するためにお金を必要としています。基本的な衣食住、そして遊びなどに使う遊興費が主な支出ですが、基本的な生活も厳しい人も中にはいます。

仕事をすることでお給料をもらい、その中から生活費として捻出していくわけですが、どうしても赤字になってしまう…というケースもそう少なくありません。

そんな時にカードローンやキャッシングで不足分を借りて生活費などに充当するわけですね。

本来はもらったお給料の中でやりくりする、生活することが普通なのですが、病気や怪我などでお給料が減っている状態であったり、予想外の出費があるのでお金を借りざるを得なかった…など、様々なケースが考えられます。

意外かもしれませんが、カードローンで借りたお金の使いみちは生活費が多く、遊興費などは生活費に比べると少ないんですよ。

そこからお金を返済するために借りてしまう状態へ

生活費や急な出費として1回や2回のキャッシングの利用であれば、基本的には問題なく返済出来るケースが多いと思います。

しかし、中には「借りなければ生活さえ維持できない」という方もいます。特に「一度お金を借りたら生活がラクになったので、毎月借りてしまう」といったような借りグセがついてしまった場合、ちょっと危ないですね。

さらに、お金を借りて生活が安定したということは、毎月一定の金額を借りなければいけないことになります…が、生活費でさえ大変なのですから借金の返済なんて出来るわけがない、ということにもなります。

そうなりますと、仮に消費者金融Aから借りた生活費を返済するためのお金は手元にないわけですので、必然的に返済するためのお金をどこからか調達しなければなりません。そして、多くの方は別のカードローンBを利用することになります。

これでいわゆる「多重債務」になりました。Aから借りたお金を返済するためにBから借り、Bに返済するお金をAから借り、それでも足りなくなったらCから借りる…というループに陥る可能性もかなり高いです。

自己破産などを行う方のほとんどが「借金を返すために借金を繰り返し、借金地獄となってしまいもう首が回らない」状態です。こういった方々はキャッシングに依存したいわけではないけど依存せざるを得ない、辛い状態と言えるでしょう。

ヤミ金に騙されて多重債務となってしまう人もいる

お金を借りる先として絶対に避けるべきところと言えば「ヤミ金」です。

消費者金融や銀行カードローンなどはきちんと法律を守り、その中で営業しているわけですが、ヤミ金はそういった法律に縛られない(違反している)業者のため、法定金利(最高でも20.0%)を超えた高金利でお金を貸します。

さらにこちらも法律で規制されている「取り立て」に関してもお構いなし。法律(貸金業法第21条)では

取り立てを行う場合午前8時時から午後9時までの間とする

と定められています。しかも最近では大手であれば電話はあれど、自宅まで取り立てにくる…なんてことはよほど滞納していない限りはありません。

しかしこういう点もヤミ金であれば全く関係がありませんので、夜中や早朝に取り立ての電話をしてくることも十分に考えられます。

最近の手口では「スマートフォンを○台契約してこちらに送ってくれたらその分のお金を渡す」という手口もあるようです。もちろん、スマートフォンを送ったところでお金を貸してくれるわけはなく、その料金だけ支払うハメになってしまい、さらに借金が…というケースも。

きちんとした業者・会社であれば「返済能力を見たいからお金を振り込んで(または商品を購入して送って)」と要求することは絶対にありませんので、そのような要求をされたらヤミ金と思いましょう。

中には「買い物依存症」で多重債務になる人もいる

生活費がないから仕方なくお金を借りている方がいる一方、別の理由で多重債務になってしまう方もいます。

それは「買い物依存症」の方です。買い物依存症も精神的な疾患のひとつで、ストレス解消などのためにほしくないものでも購入してしまう、お買い物をすることで心が満たされる…という方々です。

買い物依存症の方は基本的にクレジットカードで買い物をすることが多いですが、購入する金額や数量によっては簡単にショッピング枠の限度額まで行ってしまいます。

クレジットカードのショッピング枠は、支払いを行わない限り復活しませんので、買いすぎると当然ですがカードが使えなくなりますので、消費者金融などでお金を借りてまで買い物を続けることになるわけですね。

また、お金を借りてまでお買い物はしなくとも、毎月カードの限度額いっぱいまで購入していたらそのうち返済が追いつかなくなることも十分にあります。

返済出来ない分をカードローンなどで借りて返済に充てる…というパターンもありますね。一度こうなると、生活費のためにキャッシング依存症になってしまうのと同様に、自転車操業状態となり借金地獄にハマってしまうことになります。

多重債務の原因は本当に様々です。借金の自転車操業をしている人もいれば、だんだんと積み重なっていくことも…。

ただヤミ金はまたちょっと違いますので、早めに警察など適切な機関へ連絡しましょう。

依存症とはいかなくとも、クレジットカードでのお買い物やキャッシングは「借りている」という意識が低いため、ついつい知らないうちに使いすぎたなんてことはよくあります。

返済出来る範囲内であればいいのですが、そうじゃない場合は何かしらの対処が必要ですので、気をつけたいところですね。

この状態から抜け出したい!と思ったら無料相談窓口へ

  • パチンコなどのギャンブル
  • 生活費の補填
  • 買い物のしすぎ

などの理由からキャッシングに手を出してしまい、そのままキャッシング依存症となってしまうケースが多いことはおわかりいただけたかと思います。

もちろん自分で断ち切ることが大切ですが、どうやって断ち切ればいいのかわからない、どうするのが最適なのかわからないから身動きが取れない、という方もかなり多いようです。

そんな時に頼るべき…と言えるのが「無料相談窓口」です!

「無料相談窓口」って一体何?

無料相談窓口とは、その名前の通り「無料」で、自身の借入や返済に関する相談を受け付けてくれる窓口です。

電話や対応する事務所などに訪問すれば相談を受けてもらうことが出来ます。

返済や借金に関するプロフェッショナル(専門員)が回答しますので、自身に全く知識がない、どうすればいいかわからない状態でも安心して相談することが出来ますよ。

もちろん無料で弁護士に相談出来る「法テラス」も有効ではあるのですが、先にこういった窓口で相談し、その上で弁護士のちからを借りた方がいいとアドバイスをされたら法テラスに行く方がスムーズかと思います。

無料相談窓口ではどんな相談が出来るの?

相談窓口ではどんな相談が出来るのか、自分の悩みは対応していないのでは…?と不安な方もいると思いますが、安心してください。

  • 多重債務で返済が出来ず困っている
  • 債務整理を行いたいが、どのような方法がベストかわからない
  • ヤミ金と思われるところからお金を借りてしまった。どうすればいい?

などなど、借入や返済どちらにも対応していますし、ヤミ金の悩みなどなかなか家族・妻や夫に相談出来ないような内容も受け付けています。

一人で「もうどうしていいかわからない!」と行き詰まってしまう前になるべく早く相談したいところですね。

無料相談窓口はどんなところが行っているの?

無料相談窓口は様々なところが行っており、具体的には

  • 市役所や区役所
  • 地方ごとの財務局
  • 国民生活センター
  • 日本貸金業協会
  • 弁護士会・弁護士・司法書士事務所など

などです。

それぞれの相談窓口によってどのような特徴があるのか、簡単ではありますが表にまとめてみました。

名称 紹介 受付
市役所・区役所 債務状況の把握や情報提供、
専門的な相談窓口への取次
平日、電話など
財務局 借金の状況の聞き取り、
弁護士や司法書士への取次
平日、電話
または来訪
国民生活センター ヤミ金から多重債務まで受付。
相談や取次など
多重債務の場合
訪問がメイン
日本貸金業協会 多重債務の相談・ヤミ金の相談・
借入先が正規の業者か確認することも可能
平日、
電話・FAX・
郵便・来訪に対応
各弁護士会 債務整理の相談、そのまま委任も可能 基本電話にて対応
弁護士・
司法書士事務所
相談後委任可能 電話または来訪

国民生活センターは債務整理のアドバイス…というわけではなく、「ヤミ金でこういった被害を受けた」という相談が主であって、債務整理の相談であれば別の相談先を紹介される可能性もあります。

カードローン・キャッシングのプロと言えばやはり消費者金融などの貸金業の方々ですが、貸金業者の自主規制機関である「日本貸金業協会」も多重債務などの相談に乗ってくれますよ。

それだけではなく「この契約はちょっとおかしいのかわからなくて不安」といったものや、「この会社は正規の業者なの?」といった借入前のギモンにも答えてくれます。

自分自身が置かれている状況にもよりますが、キャッシング依存から抜け出したい!債務整理をしたい!と考えているのであれば、各弁護士会や弁護士事務所の無料相談を受けるのもいいと思います。

相談後、そのまま委任することが可能なので別の機関で相談→改めて弁護士に依頼、という手間が省けるからです(もちろん弁護士事務所以外で相談した場合、取次をしてくれますが…)。

借金で悩んで、どういった手段を取ればいいのかわからない…という方は、ぜひとも相談することをおすすめします。

無料ですし、適切なアドバイスをもらうことが出来るので対処が取りやすく、また心もスッキリするはずです。

家族に内緒で債務整理をしたい、という相談も多いようですね。多くの場合、家族に協力してもらって共に返済する方向でアドバイスされるようですが…。

一度キャッシング依存や多重債務になってしまうと家族の協力が不可欠だということがよくわかります。

自分がキャッシング依存症にならないために!気をつけたいポイント

もし、仮にキャッシング依存症になってしまい借金が増えてどうしようもなくなった時、相談をすることで「任意整理」「個人民事再生」「自己破産」といった債務整理を行うことは可能です。

…可能ではありますが、当たり前のことながらキャッシング依存症になることを避けなければなりません。

「自分なら絶対に大丈夫!」と思っていても、何がきっかけで依存症になってしまうかわかりません。ならないのがもちろん一番なのですが、知らずしらずのうちに依存しないように、今から知っておきたい「依存しないためのポイント」をご紹介します。

限度額をかなり低めに設定しておく

カードローンやキャッシングでは、利用限度額を超えてお金を借りることは出来ません(利息分は除きます)。仮に利用限度額が30万円だった場合、20万円借りていたらあとは10万円しか借りることが出来ないわけです。

なので、限度額を敢えて低く設定しておくことで「借りすぎ」を防ぐことが出来ます。

消費者金融では自分自身に収入がないとお金を借りることが出来ないため、専業主婦の利用は不可なのですが、銀行カードローンであれば専業主婦でも一定の金額(30万円~50万円の範囲が多いです)でお金を借りることが出来ます。

しかも旦那さんに内緒で借りることが出来ますので、ついつい借りてしまう…というケースは少なくありません。

こういったケースでも、限度額を「10万円」くらいにとどめておくことで生活費を借金の返済に充てるなんてことはあまり起きません。「足りないな」と思えるくらいがちょうどいいと思いましょう。

「足りない」と思った場合、家計を見直してみる!

日々暮らしていてお金が足りない…そういう場合、本当に生活費が足りないこともありますが、実はどこかで「無駄遣い」をしているからお金が足りないというケースも少なくありません。

特に生活費で借金がかさんでいる人では、家計の見直しによって返済を滞りなく行えるようになることは多いんです。

きっちりと家計簿をつけて、自分が無駄遣いしていないかどうかを確認することでお金を借りる必要がなくなったり、返済に回す余裕が出て来ることもあります。

「自動融資機能」のカードローンは使わない!

カードローン、特に銀行カードローンの中には「自動融資機能」というシステムのものがあります。

自動融資機能とは、銀行口座及びキャッシュカードと紐付けられ、預金口座からお金を引き出したり、クレジットカードの支払いなどで引き落としがあった際、口座に入っている金額よりも多い金額が引き出された(引き落とされた)時、自動で不足分を融資してくるものです。

例を挙げますと、預金口座に5万円入っている際、家賃の引き落としで7万円が口座から引き落とされた場合、自動で2万円を借り入れたことになる、ということですね。

口座にお金が入っていなかった!と気づいて慌てて別の口座からお金を移したり入金する必要もないので便利なのですが、便利な分自分がどれだけ借りているかわからず、知らず知らずのうちに借金が膨らみがちなんです。

個人的には自動融資カードローンを希望しているわけでないのであれば、口座と紐づけされていないカードローンを利用することをおすすめします。

これ以上借りそうで怖い…そう思ったら「貸付自粛制度」を!

節度を持って利用している間は問題ありませんが、いつの間にか簡単にお金を借りるようになっていた…これ以上借りてしまうと怖い!と思う瞬間があるかもしれません。

とはいえ、依存状態になってしまうと「借りてはいけない」と思いつつもついつい借りてしまうものです。止めてくれる人が周りにいたとしても、その人に隠れてお金を借りる可能性だって十分にあり得ます。

ちょっと「やばいかも」と思ったらぜひ利用していただきたいのが「貸付自粛制度」です。

これは先程もちらりと出てきました「日本貸金業協会」が手続きを行ってくれる制度で、「お金をまた借りてしまうかもしれないから、借りられないようにしてもらう」ものです。

具体的には、カードローンの審査の上で必ずチェックする「信用情報」というお金に関する情報のひとつとして、貸付の自粛を行うようにと登録されます。

なのでこの情報を見たカードローン会社は「自粛情報が登録されているからお金を貸さないでおこう(否決しよう)」と判断してくれるわけです。

この制度が申し込めるのは

  • 本人
  • 一定の範囲内の親族または法定代理人

です。

ここまで読んでいただいて、「夫の借金癖を治すために妻である自分が貸付自粛制度を利用したい」なんて思った方がいるかもしれません。

ただ本人及び法定代理人以外には条件が必要となっており、

  • 対象者との関係性を客観的に証明出来る資料があること
  • 対象者が所在不明であることが客観的に証明出来ること
  • 上記所在不明の原因が借金であること
  • 対象者の財産や生命を守るためにこの制度が必要であると認められること
  • 対象者の同意を得ることが困難であること

以上が配偶者及び二親等までの親族が本人に代わって貸付自粛制度を申し込める条件となります。

三親等内及び同居の親族も対象者の代わりとして申し込みが出来ますが、上記条件に加えて

  • 配偶者または二親等までの親族が申告することが困難なこと
  • 関係性(親族及び同居)を客観的に証明できる資料があること

が追加されます。

申し込みは郵送及び日本貸金業協会の本部又は支部にて受付ています。

一度情報が登録されますと、3ヶ月間は撤回出来ませんのでご注意ください。

「お金を借りない」ことが一番ではあるのですが、どうしてもお金が必要な時はありますよね。

なので、借りても借りすぎない、必要な金額しか借りないようにすることがとっても重要になります。

自分で歯止めが効かないかもしれない、という際は貸付自粛制度も利用してみるといいと思います。

家族の借金癖をこの制度でどうにかしたい、と考えている方もいるかもしれませんが、本人以外の方が申し込む場合、条件がなかなかに厳しいのでその点には注意が必要ですね。

キャッシング依存症には理由がある。「不要なら解約」も視野に!

キャッシングやカードローンに依存してしまうのは必ず理由があります。

もちろん、生きている中で理由なく起こる物事や感情があるのも確かですが、キャッシング依存においては明確な理由があると言ってよいでしょう。

仮に生活が大変なのであれば政府の「生活困窮者自立支援制度」を利用してもいいでしょう。市役所や区役所などに相談窓口があります。

借金が重なりどうしようもないのであれば公的機関や弁護士会などに相談し、債務整理をすればなんとかなることもあります。

ギャンブル依存を治すのは家族の協力が必要など、非常に難しい部分もありますので専門的な医療機関に行くことをおすすめします。

また、人はつい「あるもの」は使ってしまいがちです。以前カードローンを利用していて「もしかしたらまた使うかもしれない」と思って契約だけ続けている…なんてものがあれば、思い切って解約することも視野に入れてみましょう。

使えないのであれば使わなくても不便を感じることはありませんし、依存症になるきっかけをひとつ潰すことが可能です。

もし「使いすぎてしまっているかも」と思ったらきちんと今の債務状況を見直し、軌道修正することを常に意識しておくことが大切と言えるでしょう。

【参考ページはこちら】
審査不要の貸金業者は危ない?

「自分だけは大丈夫」と思っている人でも簡単にキャッシング依存症になってしまうことがあります。

やはり気軽にお金を借りられるのはとっても便利ですし、一度使ったら手放せない!という方も多いのでしょう。

しかしカードローンはいくら使ってもいいわけではもちろんなく、最終的には利息額も含めて「返済」しなければならないものです。

万が一を防ぐためにも、利用したらできるだけ一括返済で返済する、利用が終わったら解約する…というように、借りすぎないための自己防衛をすることが大事と言えるかもしれません。

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