車を買換えたいと思っているけれど、マイカーローンを組む時に、キャッシングをしている事がわかると審査に通らないのではないかと心配ですよね。
消費者金融や銀行のカードローンで借入をしている場合、やはりマイカーローンの審査に通りにくいのでしょうか。
少し前までは確かにカードローンでのキャッシングが住宅ローンやマイカーローンに大きく関わってきていました。
今は反対に信用情報ががマイカーローンに良い影響を与える事もあります。ここではマイカーローンとカードローンの係わりを検証してみたいと思います。
自動車を購入する時、ディーラーのオートローンを利用する人もいるでしょうが、高額な買物です。出来るだけ低金利の所でのローンにしたいと考える人が大多数ですよね。
銀行のマイカーローンなどで借入れすると、確かに金利はかなり低めの設定となっています。ただ、心配なのは審査のことですね。
マイカーローンを申し込む時、やはりキャッシングをしている事が審査の妨げになると考えている人が多くいます。本当はどうなのでしょうか。
ただキャッシングをしているだけでマイカーローンの審査に通らないと言うのではなく、要はそのキャッシングの状況が大きく関わってくると言う事なのです。
カードローンでの利用状況で遅延を繰返したり延滞がある場合は、マイカーローンの審査ではかなり不利になってしまいます。
マイカーローンは小口融資でなく大口融資となります。当然返済金額も大きなものになります。返済能力について厳しく審査されるのは当然の事ですね。
信用情報も審査の重要な手がかりとなります。信用情報にはマイナスの履歴も当然ありますが、毎月きちんと返済を行っている、計画的に借入返済を行っている。
そういったプラスの履歴も残る場合があります。この場合は審査に良い影響を与える事もありますよ。キャッシングしていると言うだけでマイナスにはならないので安心して下さいね。
それでは実際にマイカーローンでの審査はどのように行われるか、特にここを押さえた方が良いと言う事柄についてお話ししましょう。
現在利用しているカードローンももちろんですが、クレジットカードの支払や携帯電話の支払、通販会社の支払なども遅延延滞しないように注意して下さい。
返済だけでなく、むやみに借入を増やさずに計画的なカードローンの利用を心掛ける事も大切です。マイカーローンの審査完了までは新たな借入は控えるようにしましょう。
マイカーローンを申し込む本人の年齢は３０代から５０代くらいまでが良いとされています。
最長１０年の返済期間として、せめて定年を超えない年齢での借入が望ましいのです。６０代になる前に完済予定となるような計画を立てて、それに見合う金額の自動車を購入するか、頭金を入れて金額を調整するようにしましょう。
マイカーローンは本人の年収に対しての返済比率により返済能力があるかどうかが審査されます。返済比率については次の項で詳しくお話ししますが、自動車のローン審査はまず、年収に見合った自動車の購入金額かどうかを確認するところから行なわれると思って下さい。
職種については一部上場の大企業の会社員、医師、公務員、弁護士などが有利ですが、これも職種だけで決められる訳ではありません。信用実績があれば零細企業の社員でも可能性は当然あります。
ただ勤続年数に関しては長い方が有利です。せめて３年以上は勤続している事が必要です。ひとつの会社に３年以上勤続していると言う事は信頼できる人としての目安となります。
審査が不安だからと、同時に何社かへの申込みは絶対にやめましょう。 複数社に申込みした履歴は信用情報に残ります。何社にも断られていると判断されかねませんよ。
定年過ぎるまで返済を行う年齢だと、やはり不利になってしまうのですね。定年前に完済するようにローンを組む必要があるのです。カードローンや住宅ローンを利用している場合はその返済金額も併せて、返済比率を確認し、融資の可否を決定します。
最長の返済期間が６年とすると、７５０万円から１０５０万円の車の購入が可能と言う事になります。あくまでもこれは目安であり、返済金額には住宅ローンがあればその金額も含まれます。
年間８４万円の住宅ローン返済額があれば年間４１万円から９１万円のマイカーローンの返済額となります。とすると２４６万円～５４６万円くらいの車の購入が可能と言う事ですね。
この返済比率による返済額はカードローンの返済額も当然プラスされるのです。これはあくまでも最長期間での購入額なので、返済期間が短ければ当然購入金額も少ない額となります。
ここで年収５００万円の人が３００万円の車を購入するとしてシミュレーションしてみましょう。年率３．５％として最長５年間のローン返済とします。
でも、年間１２０万円の住宅ローンと年間１２万円のカードローンの返済があったらどうでしょうか。合計で年間１，９７４，９００円です。
再度返済比率を考えて、車の購入金額をおさえる必要があると言う事になります。このようにシミュレーションをした上でマイカーローンに申込む事をお奨めします。
返済比率についてはシミュレーションで簡単に割り出すことが出来るので、マイカーローンに申込む前にしっかりと把握しておくことです。その上で、購入する自動車の金額を決めるのがよいでしょう。
マイカーローンの返済比率により、どのくらいの借入が妥当なのか、おわかり頂けたでしょうか。年収に対する返済比率が多くても３５％以内に収まるように計画されると良いですね。
ここでマイカーローンの申込みに、今借入しているキャッシングがどの様に影響を受けるのかもう一度まとめてお話ししたいと思います。
キャッシングそのものでマイカーローンの審査に深刻な影響を与える訳ではありませんが、その利用状況は大きく関わってきます。
毎月の返済に遅延や延滞があると審査は通らないと思って下さい。返済と同時に借入をすると言うのも控えた方が良いでしょう。返済額も影響しますが、借入額もやはり審査対象となります。出来るだけ随時返済をして借入額を減らすようにしましょう。
気に入った車が欲しいのは誰しも同じです。それでも年収に見合った額と言うものがあるのです。例えば年収が３００万円程なのに３００万円もする車を購入するのは少し無謀ではないでしょうか。
年収が多くない場合は出来るだけ返済比率は２５％以内に抑えたいものです。年収３００万円、カードローン返済が月々２万円あるとすれば、マイカーローンに加えた返済比率は２９％となります。
家のローンや他に借入があった場合は返済比率ももっと高くなり、返済する金額が収入に対して大きくなってしまいます。これではせっかくのマイカー生活も台無しですよね。
毎日の生活にしわ寄せがこないように、充分計画を立てた上で車の購入を考えて下さい。どうしても高額の車を購入するのであれば、頭金を少し多めにするなども考えてみて下さいね。
【参考ページはこちら】
キャッシングでも車は買えるの？
審査は年収による返済比率によって融資の可否を決定します。その為にはどの位の車を購入するか、何年間で返済するかなどが必要になります。無理のない返済計画の為にしっかりとシミュレーションをしてから申込むとよいですね。
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延滞があったり遅延が度々あるなどという場合は審査をクリアするのは難しいでしょう。反対にしっかりと期日を守るなど、良い情報となることもあるので、いちがいにキャッシングを行っていることがマイカーローンの妨げになるわけではないのですね。