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生活保護受給者はキャッシングできる?その疑問に答えます!

生活保護受給者はキャッシングすることは出来ません。その理由についてと、生活保護を受給することについて、こちらで詳しくお話ししています。キャッシングする為に必要なのはどのようなことなのかも併せてお話ししています。

生活保護受給者なら、その状況を少しでも改善することができるように努める義務があります。今の生活をより良いものへとする為の足掛かりが生活保護なのです。通常の生活を維持できるようになることが、まず第一に必要なことです。

また生活保護受給者に向けて、甘い言葉で勧誘するヤミ金融も後をたちません。ヤミ金融の手口に乗る事のないように、その見分け方もお話ししています。ぜひ最後まで読んで下さいね。

生活保護費の受給条件とその課せられる義務

生活保護受給者はカードローンに申込み、借入れすることを禁じられています。その理由についてお話しする前に生活保護を受給するにはどのようなことが必要なのか、その受給条件についてふれたいと思います。

生活保護費を受給する為には次のような4つの条件が与えられます。

  • 世帯の収入が国の定める最低生活費よりも低い事
  • 資産となる土地、家、保険、預金がない事
  • 公的制度を利用することが出来ないか出来ても最低生活費に満たない
  • 援助してもらう身内がいない事

最低生活費というのはその地方により違ってくるのですが、その国が定める最低生活費よりも収入が低いというのが条件となります。

もちろん家や土地がある場合は売却してお金に変える必要があります。

保険も資産と見なされます。もちろん預金があっても生活保護費の受給資格はありません。子どもや兄弟など、身内で生活を援助してくれる人がいる場合も資格無しとなります。

預金なども資産と見なされますが、同じように借金も資産と見なされます。

その為に生活保護受給者はキャッシングに申込む事ができないのです。同時に借金を返済する場合も生活保護費を返済金として利用することも禁じられています。

生活保護受給者には厳しい義務が課せられる

生活保護受給者には受給資格とともに義務が与えられます。どのような義務が課せられるのでしょうか。

例えば生活保護費の使い道は厳しく制限されます。贅沢品は当然購入できません。資産はすべてお金に換え生活費として利用しなくてはいけません。

現状に変化があった場合には速やかに申し出る義務があります。生活保護法の第60条と第61条がその義務についての内容となっています。

生活保護法 生活保護者の義務 義務内容
第60条 生活する上での義務 計画的支出と節約
第61条 届に関する義務 変更事項に対する変更届提出

届に関する義務の中の変更事項に対する届についてですが、キャッシングで借入れした金額は収入として届け出る必要があるのです。収入と借入金を合わせた金額が、最低生活費を超えた場合は生活保護費を受給できなくなる可能性がありますよ。

簡単そうに思える生活保護受給ですが、受給条件に加えて守らなくてはいけないルールもあり、受給してもらう事はなかなか大変なのです。国民の税金なのですから当然かもわかりませんね。

そんな中でカードローンなどへの借入も当然規制されています。もしもキャッシングしてしまったら、それは収入となってしまい、届け出る義務が生じるのです。

生活保護費は通常の生活に戻るための足掛かり

生活保護費は単に生活する為に支給されるものというだけでなく、通常の生活に戻る為の足掛かりとして支給されるものでもあるのです。生活保護費はあくまでも健全な生活を取り戻す為に支給されているのだと考えなくてはいけないということです。

人は皆平等に生活する権利があります。

健康上の理由などでどうしても収入を得ることができない期間、国民の税金でその人を援助しようというのが生活保護です。

そう考えると借入など出来ませんよね。

もしも生活保護受給する以前に借金があったとしたら

生活保護受給の手続きをする前に借金があった場合、借金の返済を生活保護費で行うことは出来ません。すべて自己破産など法的手続きにより借金を整理してから生活保護の手続きをする必要があるのです。

このような事を考えても、生活保護受給者はカードローンなどのキャッシングが出来ないということを解っていただけるでしょう。

生活保護受給者がキャッシングしてしまったら

毎日規制された生活の中で急な出費などがあった場合、お金を借りることが出来たらと思う気持ちはよくわかります。もしも生活保護受給の他に収入があるのなら、法的にカードローンなどの借入を禁止する法律が無いために嘘の申告で審査をすり抜けてしまうことも確かにあります。

生活保護受給者がキャッシングで5万円のお金を借入れた場合、どのようなことになるのかを検証してみましょう。今現在精一杯働いて月に10万円の収入があったとします。最低生活費が14万円だとすると差額の4万円を国が生活保護費として支給してくれるのです。

そこへ5万円のキャッシングをしてしまうと、その5万円は収入として届け出る義務がある為、15万円の収入があると見なされ、生活保護費の支給が停止されてしまう可能性があるのです。当然借りたお金には返済が必要となるので、今よりももっと厳しい生活となってしまいます。

生活保護費はあくまでも健全な通常の生活に戻れるまで、国民が国民を助ける為に支給されるものだと思って下さい。生活を立て直す為の足掛かりとなるものなのです。

健全な生活を取り戻すための努力をする必要があるのです。もちろんお金を借りたり返済したりということは出来ないし、してはいけないですよね。

生活保護受給者を狙うヤミ金融の手口

生活保護受給者がキャッシングすることのデメリットについてお話ししましたが、受給者の中には生活保護費はそのまま貰い、借入もしたいと安易に考える人がいます。そういった人をターゲットとしたヤミ金融の勧誘が後を絶ちません。

ヤミ金融の手口に乗ってしまわないように、充分注意して下さいね。ヤミ金融の勧誘はどのように行われるのでしょうか。

生活保護受給者がお金を借りるとしたらヤミ金融のみ

ヤミ金融は生活保護受給者に的を絞って接触してきます。「審査無しで誰にでも貸します!」などの文言で融資をする旨のDMやメールを送りつけて来ます。

うっかりその誘いに乗ってしまうと、思わぬ高利での借入をしてしまう結果に陥りますよ。

それだけでなく生活保護費を根こそぎ取られてしまうという事態にも陥りかねません。親切を装って近づいてくるヤミ金融にはくれぐれも気を付けましょう。ヤミ金融を見分ける為の目安を挙げておきますね。

  • 住所が明確でない、電話番号が携帯のみ
  • 登録番号を取得していない、取得していても更新はない
  • ホームページを持っていない

上記のような業者はヤミ金融の可能性があるので近づかないようにした方が賢明です。生活保護受給を停止してきちんと収入を得ることができるようになったら、もちろん大手のキャッシング会社への申込も可能になるのです。受給中は借入などは考えないようにして下さい。

内緒で借入れしたい、という生活保護受給者に付け入って、甘い言葉で借入れを勧めるのはヤミ金融の可能性が高いのです。

うっかり申し込んでしまうと、詐欺まがいの被害にあったり、ひどい高金利での返済に追われることになりかねません。充分な注意が必要です。

生活保護費は国民の税金です!キャッシングは受給を停止してから!

何度も言うようですが、生活保護費を受給している間は限られた金額の中で計画的に支出し、すべてのことに対して節約の気持ちで臨まなければいけないのです。生活保護を受けるというのはそういう規制の中で生活するのだということです。

少しずつでも仕事ができるようになったなら、たとえ収入は少なくてもそこから生活保護受給を停止できるように、より頑張って生活を立て直して下さい。通常の生活を送れるようになれば、少しずつ預金もできます、ゆとりのある暮らしも夢ではありません。

生活保護受給を停止したら、もちろん信用実績を積むことが必要ですが、カードローンなどキャッシングへの申込も可能となります。無理のない利用を心掛けるなら、生活を楽しむこともできるようになるのです。

生活保護受給前の金融事故履歴がある場合は履歴消滅を待つこと!

生活保護受給する為には借金などの整理も必要だったため、生活保護受給者の中には金融事故の履歴がある人も少なくありません。金融事故履歴は生活保護受給を停止しても、一定期間消えることはありません。

そのままカードローンなどへ申し込んでも、審査には通りません。その場合は履歴が消えるのを待って申込をするようにしましょう。一旦失墜した信用はなかなか取り戻すことは出来ませんが、コツコツと日々の生活の中で信用実績を積む努力をして下さい。

生活保護受給者が今考えなくてはいけない事!

生活保護受給者とキャッシングのことをいろいろとお話ししてきましたが、おわかり頂けたでしょうか。誰しも様々な理由や事情があり、生活保護を受けられているのだと思います。毎日の切り詰めた生活の中でどうしても安易にお金を借りたいという気持ちになることもあるでしょう。

それでも考えなくてはいけないのは、借金をすることではなく、一日も早く健全な生活を送ることができるようになることです。健康面でも収入面でも安定され、生活保護受給を停止される日が早く訪れることが何よりも幸せなことなのではないでしょうか。

【参考ページはこちら】
キャッシング審査基準を満たす職業とは

生活保護受給者がキャッシングをする事は、自分自身の生活を今以上にひっ迫したものにしてしまう危険があります。

健康面や収入面での安定をはかり、一日も早く健全な通常生活を取り戻す努力をすることが、生活保護受給者が今一番しなくてはいけないことなのです。

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