評価のポイントはどこ?キャッシング審査に通る人と通らない人

キャッシングやカードローンの商品を選ぶ際、重要とするポイントは人それぞれではありますが、共通して「大事!」と思う、思えるところは

  • 金利が低め
  • すぐに借りられる
  • カンタンに借りられる

といったあたりかと思います。特に大手であれば、金利はホームページや案内のリーフレット等に記載がありますので自分がお金を借りた場合のシミュレーションは容易に行うことが出来ますし、選びやすいですよね。

すぐにお金を借りられるという点についても、最近では即日融資が基本的なサービスのひとつとして捉えられてきており、審査も最短30分~2時間程度で終わるカードローンも珍しくありません。

その日の朝に申し込んでおけば、その日の昼から夕方あたりにはすでに利用できるようになりますから、急な出費にも対応しやすくなりました。

しかしながら、重要ではあるもののなかなか見極めが難しいのが「カンタンに借りられる」という点です。年収が200万円以上あれば借り入れOK!といった単純な基準であればこれほど悩むこともないのですが、数多くのカードローン、キャッシングにおいては「安定した収入がある」としか記載されていません。

しかも年収が高いからといって必ずお金を借りることが出来るのか?というと、そこはまた違ってくるというややこしさもあります。一体、キャッシングやカードローンの審査に通る人と通らない人の違いとは何なのでしょうか?

審査に通る人・通らない人のイメージ

まずはキャッシング・カードローンの審査に通る人と通らない人のイメージはどのようなものなのかをまとめてみましょう。実際審査に通りやすい、あるいは通りにくいは別としてあくまでイメージです。

審査に通る人のイメージ

審査に通る人のイメージをざっくりとですが挙げてみました。

  • 年収が高い
  • お金を稼ぐことが出来る職業
  • 正社員または社長など雇用の場合非正規ではない
  • ブラックリストに名前が載っていない
  • 年齢が若く、独身

このような、なんとなくベンチャー企業の社長のようなイメージになってしまいましたが、キャッシング審査に通る人のイメージはだいたいこのようなものではないでしょうか。

審査に通らない人のイメージ

それでは逆に、審査に通らない人のイメージを挙げてみます。

  • 年収が低い
  • お金を稼ぎ辛い職業
  • アルバイトやパート、派遣社員などの非正規雇用
  • ブラックリストに名前が載っている
  • 年齢が高め

審査に通る人のイメージは幅があっても、審査に通らない、通りにくい人のイメージはだいたい似通ったものになるかと思います。その理由を見ても納得といいますか、確かに審査に通りにくそう…と思える点ばかりですよね。

しかしながら、「カードローンの審査に通りやすそう」と思っている一部のイメージは、実は「審査に通りにくい」要素を持っていることもあるんです。

カードローンの審査の仕方

そもそも、カードローンの審査は大きく3種類に分けられます。その3種類とは

  • 属性のスコアリング(点数付け)
  • 属性モデル
  • 個人信用情報機関の情報

というものです。

属性のスコアリング

カードローン・キャッシングを申し込んだ際の個人情報(年齢、年収、職種など)にもとづき、その情報を点数化するものです。それぞれ項目によって点数が加算される、あるいは減算されていきます。

例えば正社員であれば+5点ですが、アルバイトだと+1点、勤続年数が3年以上だと+2点、1年未満だと-2点…といった具合に、カードローン会社それぞれの基準で定められた点数を算出していきます。

最終的に「貸し出しOK」の基準となる点数を超えている場合は仮審査に通過、という形になります。逆に基準の点数に合計が満たなかった場合は審査に否決してしまいます。また、100点以上であれば50万円、150点以上であれば100万円…といった風に点数によって利用限度額を決めている会社も多いようです。

コアリングに使用される主な情報としては

  • 年齢
  • 雇用形態
  • 職種
  • 勤続年数
  • 健康保険の種類
  • 居住形態及び居住年数
  • 家族構成
  • 固定電話の有無

などです。

クレジットカード会社やキャッシング・カードローンに至るまで様々な会社がこの属性スコアリングを審査に使用しています。機械的に点数化することが出来るので審査にかかる時間も減らすことが出来るメリットも大きい審査方法ですね。

また、後述します「属性モデル像」に比べてより個人情報をしっかりと把握して点数化が行われますので、その人の環境によって借りられる・借りられないという結果がよりはっきりしていると言えるでしょう。

属性モデル像

こちらの審査方法はスコアリングとは違い、カードローン・キャッシング会社が今までお金を貸した人物像をデータ化し、申し込んだ人に近いモデルデータを検索します。そして、そのモデルデータの借り入れ状況や返済状況などの利用履歴から申し込んだ人にお金を貸すかどうか判断するという審査方法です。

少々わかりにくい説明になってしまいましたので、例を挙げてみます。

30歳独身、年収300万円のAさんを属性モデル像で審査する場合、そのカードローン会社はAさんに近い環境のモデルデータを検索します。そのモデルデータ(を仮にBさんとしますが、Bさんの利用履歴(借り入れ状況や返済状況など)を見て、Bさんが問題なく利用している顧客であれば、Aさんも審査に可決する…といった流れになります。

この属性モデル像による審査は多くの利用者データを保持している大手のキャッシング・カードローン会社で利用されることが多いようです。顧客データから近似の人物(モデル)を検索すればいいだけですので、こちらも属性スコアリングのように審査にかかる時間を大幅に短縮できるメリットがあります。

ただ、保持しているデータは会社ごとに違います。あるカードローン会社では問題なく借りることが出来たとしても、別のカードローン会社では申し込んだ際に検索されたモデル像がたまたま延滞を繰り返す、増額を盛んに申請するなどあまりいい借り方ではない場合、巻き込まれ…といってはあれですが、モデル像の借り方が悪かったために審査に否決してしまう、という可能性もままあります。

属性スコアリングは個人を深く見る審査方法ですので似たような環境であっても審査に通る可能性はありますが、属性モデル像はスコアリングに比べて明確に数値化されているわけではないためこのようなことが起きてしまうこともあるというわけです。

個人信用情報機関の情報

これは自社のデータではなく、外部の「個人信用情報機関」というところに保存されているデータを利用して審査を行います。ちなみに審査において、この個人信用情報機関の情報だけで審査を可決あるいは否決を決めているわけではありません。属性スコアリング、または属性モデル像と組み合わせて個人信用情報を審査に利用するといった形になっています。

個人信用情報とは、基本的な年齢や職業などの個人情報に加えて、今までのお金に関わる利用履歴がすべてまとまって情報化されているものです。カードローン・キャッシング会社は申し込みの際に記入された情報とこちらの個人信用情報との情報に違いがないかを確認したり、利用履歴を見てトラブルを起こしていないかをチェックします。

お金の利用履歴についてはカードローンやキャッシングだけではなく、すべてといっていい履歴が記載されます。

  • 住宅ローンやマイカーローンなどの残額、返済状況
  • クレジットカード支払いの残額、返済状況
  • 他社カードローンやキャッシングなどの借り入れ、返済状況

このような、お金を借りるだけでなくクレジットカードなど支払いの履歴も情報として残ります。現金で支払うものの情報は残りません。これに加えて返済に滞りがないかどうか、過去に自己破産や任意整理などの債務整理を行っていないかといった、事故情報を記入するところもあります。

事故情報が記載されている人の場合、100%審査に可決しないわけではありませんが、8割以上は審査に可決しないと思っておけばいいでしょう。

日本にはこのような個人信用情報を扱う機関が3つあり、銀行やカードローン会社、クレジットカード会社などお金に関わる会社や機関は最低ひとつの機関に加盟していたり、会員であることが基本です。

ですので、カードローンを申し込んだ会社で今まで利用が全くなかった人でも、審査の中で他社ではどのような借り方をしていたのかはすぐにわかってしまいます。他社からの借り入れはなし、などとウソをついてもムダということです。ウソをつくと通る審査も通らなくなりますので絶対にウソは記入しないで下さい。

意外な点で評価が変わることも

先ほど審査に通る人のイメージ、審査に通らない人のイメージについて書きましたが、イメージと実際では評価が逆になることもあります。そのようなケースがいくつかありますので、代表的なものを紹介しておきたいと思います。

この評価は基本的に属性スコアリングにおいてのポイントとなります。モデル像ではあまり参考にはならないかもしれませんが、カードローン会社の審査でどちらが使用されているかわからないため、知っておいてソンはない情報かと思います。

年収が高いだけは評価が高くない

お金を借りる際には、年収が高いほうが審査に通りやすいというイメージを持っている方は非常に多いかと思います。消費者金融からお金を借りる場合、総量規制の関係で年収の3分の1を超える金額を借りることが出来ませんから、確かに年収が高いほうが自由度も高いですしお金を借りやすいのでは?と思っても全く不自然なことではありません。

しかしながら、年収が高いだけでは審査に通らないこともあるんです。

最近ではあまり年収を重要視しなくなってきている傾向もあるようです。その理由として、年収は多少なりとも変動していくものですから、ある程度余裕を持った審査を行うという部分があります。年収が900万円だからといって、総量規制である300万円ギリギリまで利用限度額を設定することはまずありません。せいぜい高くても100万円からのスタートでしょう。

加えて、最近では一定の金額を超えない限り基本的に収入証明書類を提出することはありません。ですので、少額の借り入れであれば年収は申込者の自己申告を信じるしかないのです。そのため、収入がどれだけあるかは以前よりは重要視されていない傾向にあると言えます。

年収よりも職業の方が重要

年収はあまり重要視されていないと書きましたが、職業とセットで見られることが非常に多いです。現在は年収よりも職業を重視して見ているところが多いかもしれませんね。

一番職業で評価が高いとされているのは公務員です。まず勤務先が潰れてしまうこともありませんし、安定して収入が上がっていきます。安定性という面で見ればトップですので、お金を貸す方も安心しで貸せるというわけです。

続いて会社員などの、雇用されている方です。雇用している方ではなく雇用されている方が評価が高いという、ちょっとおもしろいことになっています。会社員とひとくちにいっても沢山の企業がありますが、やはり大企業ほど評価が高くなっています。

その下に会社の役員や社長などの事業主、個人事業主などになる感じでしょうか。意外かもしれませんが、年収が高くても自営業や事業主の場合は評価が低くなる傾向になります。職業の評価基準は「安定性」ですので、どうしても安定感がない職業や職種の場合、年収が1000万あったとしても年収400万円の会社員よりも評価が低くなってしまうことは珍しくありません。

持ち家や電話で変わる?

スコアリングにおいては、こんなところで評価が変わるの?といったポイントが他にもいくつかあります。こちらでは簡単にではありますが、意外なポイントをご紹介します。ラインナップは以下の3つです。

  • 持ち家と賃貸
  • 固定電話と携帯電話
  • 独身か既婚か

持ち家か賃貸かという点でも点数が変わってきます。やはり持ち家がある方が「家を購入する・住宅ローンを利用することが出来る」経済力や安定性があると銀行が判断した結果ですので、カードローンの審査においても評価が高くなる傾向にあります。

賃貸でも評価が大きく落ちるということはありませんが、あまりにも短期間で引っ越しを繰り返していると評価は下がることがあります。これは職業に関しても同じで、短期間で転職を繰り返している場合は評価が低くなることが多いです。

また、時代遅れだと思う方もいるかもしれませんが、電話でも評価が上がることがあります。それは、家庭に固定電話があるかどうか。最近は一人一台携帯電話を持っているような世の中ですので、結婚されて家族がいるという方でも固定電話は利用していないという方もいらっしゃるかと思います。

しかし固定電話があることで、連絡を取りやすいという側面があります。携帯電話は電源を切ってしまったり、電話番号を変えてしまうと連絡が容易に取れなくなってしまいますので連絡手段としての信頼度が固定電話に比べると低くなりがちなんです。

最後の独身か既婚か、につきましては既婚のほうが安定性が高く審査に通りやすい…という感じがしますが、独身の方のほうが自由に出来るお金が多いと判断されることが多いため、審査に通りやすく、また利用限度額も高めに設定されることが多いようです。

とはいえ既婚の方は借り逃げしにくいという側面があるため、既婚者の方が評価が高いというカードローン会社もあるようですね。

審査に通るためのポイント

カードローンの審査は単純な年収などだけではなく、今までの利用状況や電話、居住環境など様々な点から評価され、利用できるかどうかが決まることはおわかりいただけたかと思います。しかし、それでは逆に言うと環境によって審査に可決するかどうか決まってしまうとも言えます。

いわゆる「審査に通りやすい人」の理想モデルとしては

  • 職業か公務員
  • 年齢は30代~40代、独身
  • 年収は600万円以上
  • 他社からの借り入れ及び金融事故なし
  • 持ち家あり

あたりでしょうか?かなりハイスペックな感じになってしまいましたね(笑)。確かにこのような人がいれば、カードローンであれば大抵のところは通るのではないでしょうか。しかも増額も簡単に出来そうです。

まあ、これだけのスペックの人はそうそういるものではありません。この理想モデルと比べて自分は評価として低い位置にいると思うから、カードローンでお金を借りることが出来ない…と落ち込む必要はありません。少しでもカードローンの審査に可決出来る確率を上げるポイント、下げないポイントはあります。

  • 一度に複数の会社に申し込まない
  • 勤続年数が短いうちは申し込みを控える
  • 金利が高めなカードローンを選ぶ

一度に複数の会社に申し込まない

これは、「申し込みブラック」を回避するための手段です。申し込みブラックとは、一度に複数のカードローンやキャッシングを申し込むことにより、同時期に複数の会社が信用情報を閲覧することになります。

信用情報には借り入れの情報だけではなく、カードローン等の申し込みを行った際の記録もつきますので、その記録にあまりにも近い日に集中して複数の会社への申し込みがあると「非常にお金に困っている人」というモデル像が出来上がってしまうのです。

もちろんお金を貸す会社とはいえ、返済出来るめどがたたなさそうな人に対してお金を貸すことはしません。ですので、本来ならば審査に可決出来る程度の評価を持つ場合であっても、危険であると判断されて審査に否決してしまう状態です。

一度こうなってしまうと、申し込みの記録が消去される半年後までは申し込みを控えなければいけません。基本的には1社、あるいは2社程度に抑えましょう。

勤続年数が短い時は申込を控える

勤続年数が短い場合、どうしてもスコアリングでは評価が低くなりがちです。最低でも半年、できれば1年は勤続年数がある状態で申し込みをするのがいいと言われています。転職したてでお金がない…という時もあるかと思いますが、出来る限りある程度勤続した時期に申し込みをするほうが審査に可決する確率が上がります。

居住年数についても同様で、引っ越したばかりや転職したばかりの場合は審査に通りにくくなる傾向があります。

金利が高めなカードローンを選ぶ

裏技…ではないですが、わざわざ金利が高めなカードローンを選ぶ、大抵の人は避けたいことですよね。しかしながらこれも理由があります。

なぜカードローンで金利に差が出るのか。これは、低い金利であればあるほど貸付対象者の条件が厳しくなっているからです。逆に言うと、金利が高いところはある程度条件が悪い人であっても貸してくれる可能性があるんです。

例えば銀行系のカードローンと消費者金融系のカードローンの最高金利を比べた場合、だいたいの平均ですが以下のようになります。

種類 金利
銀行カードローン 14~16%
消費者金融カードローン 17~18%

銀行カードローンは消費者金融のカードローンと比べると審査が厳し目と言われているのは、この金利の差にあるとも言えるんです。そのため金利が多少高くても消費者金融系のカードローンを選べば審査に可決する可能性を高めることが出来るかもしれません。

とはいっても、評価の基準は会社によって違いは必ずあります。同じ消費者金融というカテゴリの中にあっても、審査結果が変わってくることは十分考えられます。同様に、消費者金融では可決しなくても銀行のカードローンは可決した、というパターンもあります。ただ可能性としましてはやはり消費者金融のカードローンの方が審査に通りやすいと言えるでしょう。

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